夏に向けた住宅改修プロジェクト:アメリカの住宅所有者が優先する工事内容と予算配分

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最近、面白いデータを見たんだけど、どうやら今年の夏は家のリフォームがすごく盛り上がるらしい。まあ、金利が高いし、新しい家を買うのも大変だから、「今の家をなんとかしよう」って考える人が増えてるってことなんだろうね。単なる修繕とかじゃなくて、もっと本格的な、暮らし方を変えるレベルのやつ。

Thumbtackっていうアメリカのサービス企業が出してるデータが元なんだけど、これがなかなか興味深い。うん、これ、メモしておこう。

重点一句話

結論から言うと、多くの人が「売却価値」より「自分が楽しいか」でリフォームを決めてる。これ、すごく大事なポイントだと思う。

室内(インドア)のトレンド:ポイントは「絞る」こと

まず家の中。みんな、家全体をひっくり返すみたいな大規模なリノベより、一部屋とか二部屋に絞って、そこを徹底的に良くする方向みたい。

  • インテリアデザインサービスプロに頼む人が増えてる。でも、家全体じゃなくて、リビングだけとか寝室だけとか、平均して1〜2部屋に集中するケースが6割以上。プロに頼むと、自分でネットを何時間もさまよってラグ探したりしなくて済むから、結果的に時短になるし、予算内でベストなものを提案してくれる。賢い選択かも。
  • 内装塗装:これは定番だね。費用もだいたい20万円前後からで、部屋の雰囲気をガラッと変えられる一番手軽な方法。
  • アートの設置:これ、ちょっとアメリカっぽいなと思った。長さが2メートル近くあるとか、重さが10kg以上あるとか、かなりデカいアートを飾るのが流行ってるらしい。日本ではスペース的に難しいかもしれないけど、壁一面をアクセントにする考え方は参考になる。
  • 照明の交換:古い照明器具を新しいのに変えるだけで、マジで部屋の雰囲気変わるからね。機能性も上がるし。64%が交換プロジェクトって、結構な割合だ。
  • 壁紙の張り替えこれも人気。特に、壁の一面だけ違うデザインにする「アクセントウォール」が注目されてて、プロジェクトの半分近く(47%)がそれ。白い壁もいいけど、壁紙使うと一気に空間に深みが出る。
  • アクセシビリティ改修:手すりをつけたり、段差をなくしたり。こういうのが前年比で94%も増えてるってのは、すごい数字。家を「一生もの」として考えてる人が増えた証拠だね。

あ、ちなみに日本の話だと、国土交通省の調査見ると、やっぱり「省エネ化」とか「耐震性向上」への関心がすごく高い。アメリカのトレンドとはまた違う、現実的なニーズがこっちにはあるってことだね。両方見比べると面白い。

プロのデザイナーと打ち合わせする様子
プロのデザイナーと打ち合わせする様子

もっと大規模な改修:家の「機能」を再設計する

部屋ごとのアップデートだけじゃなくて、もっと大きな、構造に関わるようなリフォームも増えてる。

  • 家全体のリフォーム:これが一番大きいやつ。平均で100万円超えたりする。特にキッチン、寝室、リビングの「間取り」や「機能」を変えるのが目的。もう、ただ綺麗にするんじゃなくて、「暮らし方を再発明する」って感じ。
  • 浴室リフォームこれも投資額が大きい。半分近く(47%)が全面的な改装。スパみたいな空間を目指してる人が多いみたい。わかる。
  • 建築設計サービス増築とか、本格的なリフォームになると建築家の出番。需要が伸びてる。
  • ゼネコン(総合建設業者):カスタム建築とか、キッチン・浴室みたいな大掛かりな改修で需要が高い。
  • 不動産鑑定:これが前年比173%増っていうのが、一番驚いた数字かも。リフォームローン組むために鑑定が必要なケースが増えてるってこと。みんな本気で投資してるんだな。

庭と外回り:夏の「おうち時間」を充実させる

家の外もすごいことになってる。特に、夏に向けて「外で楽しむ」ための投資が目立つ。

  • 地上設置型プール:前年比151%増。すごい伸び。耐久性があるハードサイドのプールが人気(58%)。
  • ホットタブやスパ:これも125%増。サウナとかも含まれるらしい。家にサウナ、憧れるな…。
  • デッキやポーチの増設:やっぱり外で過ごすための「場所」が欲しいんだよね。コンクリートのパティオとかも人気。
  • 遊具の設置:子供がいる家庭向け。ブランコとか滑り台が人気。面白いのは、砂場(Sandboxes)とかうんてい(monkey bars)は人気がなくて、プロジェクト全体の2%未満らしい。時代かな。
  • 屋根の葺き替え:これは楽しむためっていうより、資産価値の維持だね。85%が全面交換を選んでる。雨漏りとか、劣化が主な理由だけど、どうせやるならってことか。
フローリング材の質感比較
フローリング材の質感比較

床材、どれ選ぶ?ざっくり比較

そういえば、床材の話が出てたから、ちょっとまとめてみる。LVPとか、最近よく聞くし。正直、どれも一長一短あるんだよね。

床材の種類 特徴とか感想 向いてる場所 個人的な一言
LVP (ラグジュアリー・ビニール・プランクロング) 傷に強いのが一番。見た目も最近のはめっちゃリアル。木目調とか石目調とか。でも、所詮はビニールだから、本物の質感には負けるかな。 キッチン、リビング、玄関。ペットや小さい子供がいる家庭は、もうこれ一択かも。 機能性重視なら最強。掃除も楽だし。
エンジニアードハードウッド (複合フローリング) 表面は本物の木。だから見た目はすごく良い。無垢材よりは水や傷に強いけど、LVPほどじゃない。バランス型だね。 リビング、寝室。ちょっと高級感出したいけど、無垢材は手入れが…って場合に。 見た目と実用性の良いとこ取りって感じ。
タイル 耐久性と耐水性はピカイチ。デザインも幾何学模様とか大理石調とか、めっちゃお洒落なのが多い。ただ、冬は冷たい。あと、硬いから物を落としたら割れる。 浴室、キッチン、玄関。最近はリビングの壁に使うのも流行ってるらしい。 うまく使うと一気にモダンになる。床暖房とセットで考えたい。

反例と誤解の整理

リフォームっていうと、家を全部壊してゼロから作り直す…みたいなイメージ、ない?でも、データ見ると全然そんなことないんだよね。

誤解:「リフォーム = 全面改築」
現実:実際は、キッチンだけ、とか、壁紙を変えるだけ、とか、そういう「部分的」なプロジェクトがほとんど。Thumbtackのデータでも、インテリアデザインを頼む人の6割以上が1〜2部屋に絞ってる。全部やろうとするとお金も時間もかかるし、まずは一番気になるところから手をつけるのが、現実的で賢いやり方なんだと思う。

もう一つ、昔は「リフォーム = 資産価値を上げるため」って考えが強かったけど、今は違う。「自分が気持ちよく過ごせるか」が一番の動機になってる。84%の人が「売却価値より、自分の喜び(joy)を優先する」って回答してるくらいだから。これは大きな変化だよね。

リフォームで実現した理想の裏庭
リフォームで実現した理想の裏庭

まとめというか、結局のところ

まあ、いろいろデータを見てきたけど、要するに、みんなもっと「自分の家」を好きになるためにお金を使ってるってことだ。書斎とか、ホームジムとか、プールとか。そういう「自分の喜び」に直結するものに投資する。すごく健全な流れだと思う。

家はただ住む箱じゃなくて、生活の基盤であり、楽しみの源泉でもある、みたいな。うん、そういうことなんだろうな。

さて、もしあなたが今、自分の家をリフォームするとしたら、どんな「喜び優先」のプロジェクトをやってみたい?趣味の部屋?それとも、最高のバスルーム? よかったら教えてほしいな。

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