高齢化や静けさ重視の家でもすぐ試せる、実感しやすい住み心地改善ヒント集
- 玄関や廊下の段差を3cm未満にする工夫を1週間以内に始めてみて。
足元のつまずきが減って移動がラクになるよ(2週間後に転倒しそうな場面が減ったか家族と話してみる)。
- キッチンやトイレの手すりを最初は2か所だけ付けて様子を見るとコスパ◎。
急に全部付けず、必要な場所から始めれば無駄がなく安心感も増える(1ヶ月後に「この手すり毎日使った?」と自分に聞いてチェック)。
- 雪国なら冬前にガレージの屋根や滑り止めマットを2点以上追加するのが今おすすめ。
除雪や転倒ストレスが減って朝がちょっと楽になる(雪が積もる日に滑った回数をメモして、去年と比べてみる)。
- リフォーム中は毎日5分だけ静かな部屋で音楽やラジオを聴く習慣を作ろう。
工事音のストレスが和らいで気分転換になる(1週間後に頭痛やイライラが減ったか日記にメモ)。
静けさを愛する家で工事が始まる理由を考える
内向的な性格の自分が、35週以上も続く工事にどう対処してきたか…とりあえず思い返してみるね。2023年1月まで、私たちの家はほんとうに静かで穏やかな場所だった。わりと物静かな作家の私にはこのうえない空間だったし、いつも疲れ切って帰宅するパイロットの夫にも休息の場として申し分なかったと思う。なんだかニュ―イングランド沿岸の小さな村を想像してみて?今でもホタテやカキが湾から水揚げされてるような感じ。その村はずれに、慎ましくひっそりした一軒家が建っていてさ、下は花崗岩で、湿地帯を見晴らす場所――それがうち。まあ現代社会の騒々しさから隔絶された感じだし、周囲には手つかずの自然も多く残ってるよ。
芝生とか庭いじりするスペースは正直なくて、その代わり野生動物がいっぱい棲みついてるんだよね。ボブキャット(オオヤマネコ)、2羽のハクトウワシ、それからタカやミサゴやフクロウ、コヨーテ、シカ……大小様々な動物たちがこの土地を住処にしてる。私はここで11年間暮らしてきたけど、この起伏だらけでごつごつした地形について深く考え込んだことなんて今までなかった気がする。
ただ、2023年9月になって89歳の母が腰部手術を受けることになったときから色々変わったかな。回復には想像以上に時間と手間がかかったし、その結果として歩行器も必要になっちゃった。それでも同じ年の12月には母自身すごく頑張ってくれて、自分ではじめて術後に家族揃ってホリデー集会へ出席できたんだ。このことは母自身にも本当に大きな自信になったみたい。(ふう……人生いろいろあるものだね。)
芝生とか庭いじりするスペースは正直なくて、その代わり野生動物がいっぱい棲みついてるんだよね。ボブキャット(オオヤマネコ)、2羽のハクトウワシ、それからタカやミサゴやフクロウ、コヨーテ、シカ……大小様々な動物たちがこの土地を住処にしてる。私はここで11年間暮らしてきたけど、この起伏だらけでごつごつした地形について深く考え込んだことなんて今までなかった気がする。
ただ、2023年9月になって89歳の母が腰部手術を受けることになったときから色々変わったかな。回復には想像以上に時間と手間がかかったし、その結果として歩行器も必要になっちゃった。それでも同じ年の12月には母自身すごく頑張ってくれて、自分ではじめて術後に家族揃ってホリデー集会へ出席できたんだ。このことは母自身にも本当に大きな自信になったみたい。(ふう……人生いろいろあるものだね。)
住み慣れた家を高齢化に備え改修する意義に気づく
母が自分の歩行器をなんとか私たちの浅い玄関階段――そのほんの少ししかない隙間に押し込もうとしたんですけど、うまくいきませんでした。結果、夫と兄が母を抱えて家の中まで運ぶことになったんですよね。母は本当に居心地悪そうで、見ていて何とも言えない気持ちになりました。「二度とあんな顔をさせたくないなぁ」と心底思いました。その瞬間、これは家に手を加えなきゃダメだ、と妙に腹が決まりました。ま、いいかって流すには無理だったんです。
その翌週、夫クリスと私はゼネラルコントラクターのティモシーさんと顔合わせして、この築45年の我が家や土地をもっとバリアフリー仕様に変えるにはどうすればいいか、相談しました。ティモシーさんから様々な選択肢や細かい点について話を聞いているうちに、いつの間にか「母への対応」だけじゃなく、自分たち自身が今後ずっとここで暮らすこと――つまり老後の住環境まで考えるようになっていることに気づいたんですよね。
実際クリスも私も、「この家で長く穏やかに歳を重ねたい」という想いは前からありました。でも、その夢を叶えるために具体的にどんな準備や工夫が必要なのかって……正直これまでほとんど考えたことがなかったです。クリスはパイロットだから出張ばかりで、自宅では半分くらい私一人になることも多いんです。
それで、自分が70代・80代になって一人で冬を迎える光景――滑り止め付きブーツを履きつつ、長くて急な私道から雪や氷を除ける作業――とか考えると、うーん…現実的には全然ワクワクしません(むしろ不安)。雪の日は業者さんに除雪頼めば何とかなるかなとも思ったんですが、それだと肝心の「氷」の問題までは解決できない、とこれまた気づいてしまいました。まったく難しいものですね。
その翌週、夫クリスと私はゼネラルコントラクターのティモシーさんと顔合わせして、この築45年の我が家や土地をもっとバリアフリー仕様に変えるにはどうすればいいか、相談しました。ティモシーさんから様々な選択肢や細かい点について話を聞いているうちに、いつの間にか「母への対応」だけじゃなく、自分たち自身が今後ずっとここで暮らすこと――つまり老後の住環境まで考えるようになっていることに気づいたんですよね。
実際クリスも私も、「この家で長く穏やかに歳を重ねたい」という想いは前からありました。でも、その夢を叶えるために具体的にどんな準備や工夫が必要なのかって……正直これまでほとんど考えたことがなかったです。クリスはパイロットだから出張ばかりで、自宅では半分くらい私一人になることも多いんです。
それで、自分が70代・80代になって一人で冬を迎える光景――滑り止め付きブーツを履きつつ、長くて急な私道から雪や氷を除ける作業――とか考えると、うーん…現実的には全然ワクワクしません(むしろ不安)。雪の日は業者さんに除雪頼めば何とかなるかなとも思ったんですが、それだと肝心の「氷」の問題までは解決できない、とこれまた気づいてしまいました。まったく難しいものですね。

バリアフリー住宅設計で実現したい快適な老後生活とは
毎朝、ガレージがないから車の氷を溶かすの、本当に冷たいし濡れるし、しかもめちゃくちゃ滑りやすいんですよね。正直、これって好きな人いないと思う。特に関節炎持ちの年配の方には、まあ想像以上にしんどいんじゃないかな。うーん、「もし自分だったら?」って頭によぎった瞬間があってさ、それで心が決まった感じ。「この家にずっと住むつもりなら」ってクリスがティモシーにポツリ。「やっぱガレージは絶対いるよね。それと家から直接行ける通路も作らなきゃ」と静かに話してました。ティモシーは驚いた様子とか全然なくて、淡々と「この家、本当に高齢者向けとして大丈夫なの?」って他にも気になったことを聞いてくる。「室内どう思う?」「基本的にはワンフロアだから問題なしだよ」「バスルームは?」「シャワーとバスタブ一体型だね」「縁、高かったりする?」「あ…それ忘れてた!」ま、いいか。
冬場の雪道対策から考えるガレージ新設の必要性
「それって、ちょっと困っちゃうよね?」ティモシーは軽く首を振りながら、なんともいえない笑みを浮かべていた。ま、いいか。彼にとって似たようなトラブルには慣れっこらしくて、それが伝わる仕草だったと思う。ティモシーからは「バスルームにベンチシート付きのウォークインシャワーを入れる案があるよ。それで、将来的には安全バー(手すり)設置にも対応できるよう、壁(石膏ボード)も補強しておいた方が良さそうだね」みたいなアドバイスが出てきた。ただ――老後対策リフォームについて提案リストはどんどん長くなるばかりで、嬉しいというよりは正直言ってちょっと気分が沈んでいった気がする。一息つこう。今のところ「これは絶対素敵!」と言える、美観重視の「ワオ」要素っていうのは何一つこの計画に盛り込まれていないんだよなあ。少しテンションも下がるし、この静けさ続き状態をどうしたもんかと思わず考え込みつつ、「もういっそ何か思い切り自分たち好みに変えたいな」と思った瞬間につぶやいてしまった。「そうだ…家の心臓部ってキッチンなんじゃない?」実際、これまでにもキッチン家電をあれこれ入れ替えてきたりはしてるけれど、一番目立つフロアタイルは一枚割れたままだし、そのまま1980年製と思われる擦り傷満載のフォルミカ製カウンターも放置されてる。しかも陶器製のシンクは変色と細かなキズですごく古臭かった。このシンクだけ二槽式で、鍋とか大きめなフライパンなんて絶対収まりきらず…結局屋外に持ち出して車道脇で洗う羽目になっていたほど。その不便さはクリスも同じだったみたいでもう見切り発車感ありあり(笑)。だから、私たちは相談して、新しいシンク、新品カウンター、それと鮮やかなタイルも導入することに決定!ほんの少し背伸びだけど、自分たちへのギフトとしてこういうリニューアルもいいかな、と小声で確信した感じだった。

日常の小さなストレスから生まれたキッチンリフォームの決断
キャビネット、実は45年前のままだったんですよね。ただ質が悪くなかったので、とりあえずリフィニッシュして使い続けることにしちゃいました。正直この出費、ちょっとした自己弁護ですけど、こういうキッチンのリモデリングって結局唯一子ども(うちの場合すでに大人だけど)の「遺産」になるって自分たちを説得したというか…。息子のジャスパーもね、いずれこの家に住みたいって時々言っています。ま、いいか。彼、15歳からレストランの厨房でアルバイトしてて、今は別にシェフとして働いているわけじゃないんだけど、料理への情熱はいまだ健在なんですよ。多分私たちが頑張ってグレードアップするキッチンも、かなり喜んでくれる気がします。(ちなみに例のシンクもジャスパー大嫌いでした。)まあそんな感じで、本当は玄関について少し話していただけなのに、不思議といつのまにかガレージだのウォークウェイだの、お風呂リフォームだの――気が付けば元プロシェフ対応キッチンづくりまで計画が広がっちゃったわけです。やっぱり流されますね。それでもティモシーは「6ヶ月で全部終わります」ってキッパリ約束してくれて……住宅所有者ならクスクス笑っちゃうポイントですが、予想できることがありましてね。案の定、町役場によるガレージ土地の検査で、「浄化槽と浸透フィールドも新しくしてください」って突然のお達し!現状が古すぎて法的にもアウト判定でした。困ったなぁ。そのためドライブウェイまで全部掘り返して交換する羽目になりまして…つまり新しい浄化槽システムとついでに新品車道までセット追加ですよ。
新世代への住まいの引き継ぎと家族の想いをつなぐ方法
6月末までに全部片付くなんて、やっぱり無理じゃない?と考え込んでしまった。いや、ちょっと心配になっちゃうなあ。そんな中、「大丈夫です!」ってティモシーが自信満々に言うんだけど――「9月末には終わりますから」だって。本当に、それ絶対なのかな……?
ま、いいか。でも正直、9か月もほぼ毎日誰かが家や敷地内を出入りしてる状況、自分はどうやってメンタルを持たせればいいのか…気にならざるを得ない。書きものの時間だって確保しないとまずいし。それに思い返せば、急性期みたいな半年間だけでもドタバタ騒音とかストレスでもう限界ぎりぎりだった気がするのに、今度は9か月も続くとなったら慢性リノベーション症候群みたいになるよね、多分。
一般的にさ、自宅リフォームって「完成後の素敵なお部屋」を夢見る人が多いんだろうけど、その途中経過について現実味を持つ人は案外少ないと思う。体感的には、大掛かりな住宅改修の場合、「綺麗になるゾーン」からスタートするなんて滅多になくて、まずは屋根裏部屋とか地下室、それから泥まみれ必至の基礎工事――さらに土深く埋もれた巨岩ほじくり返すような仕事が延々続いたりするもんなんだよね。
自分の場合これまでなら、大抵業者さん来る日は姿消して逃げ切ったり、その日程をクリスの休日と合わせてもらって丸投げしたりで済ませてきた。ただ今回は事情がまるで違う感じで……逃げ切れる余地なんてゼロっぽいな、とまあ観念し始めたところ。
ま、いいか。でも正直、9か月もほぼ毎日誰かが家や敷地内を出入りしてる状況、自分はどうやってメンタルを持たせればいいのか…気にならざるを得ない。書きものの時間だって確保しないとまずいし。それに思い返せば、急性期みたいな半年間だけでもドタバタ騒音とかストレスでもう限界ぎりぎりだった気がするのに、今度は9か月も続くとなったら慢性リノベーション症候群みたいになるよね、多分。
一般的にさ、自宅リフォームって「完成後の素敵なお部屋」を夢見る人が多いんだろうけど、その途中経過について現実味を持つ人は案外少ないと思う。体感的には、大掛かりな住宅改修の場合、「綺麗になるゾーン」からスタートするなんて滅多になくて、まずは屋根裏部屋とか地下室、それから泥まみれ必至の基礎工事――さらに土深く埋もれた巨岩ほじくり返すような仕事が延々続いたりするもんなんだよね。
自分の場合これまでなら、大抵業者さん来る日は姿消して逃げ切ったり、その日程をクリスの休日と合わせてもらって丸投げしたりで済ませてきた。ただ今回は事情がまるで違う感じで……逃げ切れる余地なんてゼロっぽいな、とまあ観念し始めたところ。

工事期間中、心のバランスと暮らしを守るために試みること
うーん、今日の話ちょっと長くなるかも。まあ、聞いてくれると嬉しいな。私、今回はなんだか「フロントマン」的なポジションに回るしかなかった。自分が現場で確実に動けて、アクセスとか色んな質問に応えられる唯一の人だったから仕方ないかなって。ただね、建設の現場って本当に容赦ないんだよね――ほぼ毎日小さな判断の連続だし、とにかく時間との戦い。自然と鍛えられる気はするんだけど、自分もその中でぐいぐい適応して変わる必要を痛感した。でもさ、その「どうやればいいかわからない」みたいな漠然とした不安もめっちゃあった。
思えば最初の数ヶ月、本当ヤバかった…。寒すぎてずっと家で縮こまってたし、自宅なのになぜかリラックスできなくて。普段静かな部屋があのジャックハンマーでガタガタ揺れっぱなし!テンション下がるにも程があるよ…ほんと無理。その工事内容っていうのも、一筋縄じゃいかなくて――凍土を4フィートまで深く掘って、高齢者用通路の基礎フレーム作る計画とか言われたら想像つく?私からすれば新鮮というよりも頭真っ白(笑)。
頭働かなくなるし文章も全然進まない。本気でイラッとしてきちゃう自分にも少しショック受けたり。でもまあ、「怒りっぱなし」でいるほど体力あるわけでもないしさ。それに、作業員のみんなだってこっちがそんなテンパった雰囲気だったら困るよね…そう思えてきた瞬間、「もう意識して変えるしかない」みたいな開き直りになった。それまでなるべく距離置こうとしてたというか、「正直言えば早く消えて欲しい」と感じちゃう時すらあったけど…。
でもふと思いついたんだよ。「舞台や小説のキャラクターみたいに興味持つ視点」で彼らひとりひとり見てみよう、って心掛け始めた。そしたら、不思議とちゃんと関わろうと思えたりしてね。その上でクリエイティブ目線――つまり芸術家視点をちょっと持ちながら見るようにもトライ。例えば職人さん達もアーティスト並みに細部へのこだわりあるし、その手仕事ぶりには何度でも感心した(ま、このへん若干主観入ってる…ごめん)。
積極的に観察したり会話したり耳傾けたり。「この人たちはどんな家族なの?」「仕事以外で大切にしてるもの何?」そんな小ネタにも地味にワクワク。そして猛暑の日にはセルツァー水12本セット抱えてカットフルーツ載せたトレイ出動させたり、お喋りタイム用のおやつ係化(笑)。それから私はただ書き手じゃなく一応昔役者でもあったので……この感覚、案外役立つシーン多かったような気がするぞ……ま、いいか。
思えば最初の数ヶ月、本当ヤバかった…。寒すぎてずっと家で縮こまってたし、自宅なのになぜかリラックスできなくて。普段静かな部屋があのジャックハンマーでガタガタ揺れっぱなし!テンション下がるにも程があるよ…ほんと無理。その工事内容っていうのも、一筋縄じゃいかなくて――凍土を4フィートまで深く掘って、高齢者用通路の基礎フレーム作る計画とか言われたら想像つく?私からすれば新鮮というよりも頭真っ白(笑)。
頭働かなくなるし文章も全然進まない。本気でイラッとしてきちゃう自分にも少しショック受けたり。でもまあ、「怒りっぱなし」でいるほど体力あるわけでもないしさ。それに、作業員のみんなだってこっちがそんなテンパった雰囲気だったら困るよね…そう思えてきた瞬間、「もう意識して変えるしかない」みたいな開き直りになった。それまでなるべく距離置こうとしてたというか、「正直言えば早く消えて欲しい」と感じちゃう時すらあったけど…。
でもふと思いついたんだよ。「舞台や小説のキャラクターみたいに興味持つ視点」で彼らひとりひとり見てみよう、って心掛け始めた。そしたら、不思議とちゃんと関わろうと思えたりしてね。その上でクリエイティブ目線――つまり芸術家視点をちょっと持ちながら見るようにもトライ。例えば職人さん達もアーティスト並みに細部へのこだわりあるし、その手仕事ぶりには何度でも感心した(ま、このへん若干主観入ってる…ごめん)。
積極的に観察したり会話したり耳傾けたり。「この人たちはどんな家族なの?」「仕事以外で大切にしてるもの何?」そんな小ネタにも地味にワクワク。そして猛暑の日にはセルツァー水12本セット抱えてカットフルーツ載せたトレイ出動させたり、お喋りタイム用のおやつ係化(笑)。それから私はただ書き手じゃなく一応昔役者でもあったので……この感覚、案外役立つシーン多かったような気がするぞ……ま、いいか。
内向的な性格でも施工業者と前向きに関わるコツを身につける
改装プロジェクトで職人たちが築くチームワークの深い絆って、なんとなくだけど、長期間のリハーサルで役者やスタッフ同士に芽生える連帯感と重なるところがある気がする。全員がそれぞれ自分なりに必死に手を動かしていてさ、オープニングナイトとか工事完成の日まで何かを犠牲にしつつ間に合わせようとしている。得意なことや独自の技を持ち寄るから、誰の役割も簡単には代えられない。それに、この濃密な共同作業がきっかけで、終わる頃には結構深い友情みたいなものが育ってたりもするんだよね。
さて、今回タッグを組んだ4人の職人さんを紹介するよ。まずはショーン。博識なタイルアーティストなんだけど、自宅キッチンのリノベも途中なのにうちのスケジュールを優先してくれた人。浴室のタイル貼り中、彼と奥さんはキャンパー生活だったらしい……いや、大変そう。でも毎朝ひっそり猫みたいに現れて、イヤホンでオーディオブック聴きながら静かに仕事してくれるんだよね。今はもう全部片付けて、自宅キッチンも完成、それからメイン州へ休暇にも出発したそうな。ふーん。
次はマット。塗料とかペイントテクニックに関して言えばかなり癖ありアーティスト/発明家タイプかな。色味や質感や接着具合への執念深さゆえ、小さなことでもああでもないこうでもないと呟いてる姿がちらほら。その探究心で夜中までYouTube動画漁ったりするみたいだし…。ちなみにバン車内はまあ雑然としてるけど(そこは見逃して)、作業現場ではどんな面でも徹底的に下地づくりや仕込みが行き届いてる。
それからアンドリュー。落ち着きとデザイン眼両方兼ね備えてて、一歩先を見るクラフトマンって印象。木工や構造トラブル解決のスキル抜群なんだけど、不思議と作業中ずっと来るメッセージや電話には無反応。そのあたり全部弟ティモシーへ任せているみたい(笑)。個人的には「現場天使」と呼んじゃってて、不安な時なんとなく彼と言葉を交わせば不思議と気持ち落ち着いたりする。ま、いいか。
そして最後が総合請負担当ティモシー。この人、本当に温厚で気配りのできる兄貴肌。日々バランス取った采配振ってくれるおかげで、このプロジェクト自体もうまく回ったと言えるんじゃないかな - たぶんだけど。
さて、今回タッグを組んだ4人の職人さんを紹介するよ。まずはショーン。博識なタイルアーティストなんだけど、自宅キッチンのリノベも途中なのにうちのスケジュールを優先してくれた人。浴室のタイル貼り中、彼と奥さんはキャンパー生活だったらしい……いや、大変そう。でも毎朝ひっそり猫みたいに現れて、イヤホンでオーディオブック聴きながら静かに仕事してくれるんだよね。今はもう全部片付けて、自宅キッチンも完成、それからメイン州へ休暇にも出発したそうな。ふーん。
次はマット。塗料とかペイントテクニックに関して言えばかなり癖ありアーティスト/発明家タイプかな。色味や質感や接着具合への執念深さゆえ、小さなことでもああでもないこうでもないと呟いてる姿がちらほら。その探究心で夜中までYouTube動画漁ったりするみたいだし…。ちなみにバン車内はまあ雑然としてるけど(そこは見逃して)、作業現場ではどんな面でも徹底的に下地づくりや仕込みが行き届いてる。
それからアンドリュー。落ち着きとデザイン眼両方兼ね備えてて、一歩先を見るクラフトマンって印象。木工や構造トラブル解決のスキル抜群なんだけど、不思議と作業中ずっと来るメッセージや電話には無反応。そのあたり全部弟ティモシーへ任せているみたい(笑)。個人的には「現場天使」と呼んじゃってて、不安な時なんとなく彼と言葉を交わせば不思議と気持ち落ち着いたりする。ま、いいか。
そして最後が総合請負担当ティモシー。この人、本当に温厚で気配りのできる兄貴肌。日々バランス取った采配振ってくれるおかげで、このプロジェクト自体もうまく回ったと言えるんじゃないかな - たぶんだけど。

プロフェッショナル達との共同作業から生まれる新しい人間関係に触れる
彼はなかなかの大工でもあるし、さらに冷静沈着でいられるなんて…正直ちょっとうらやましい。元海兵隊員だったから、そういう鍛え方をされたのかもしれない。でも実際のところ、どんなトラブルとか遅延がきても感情をあまり表に出さず、理詰めでどうにか解決しようとしてる姿勢が目立つ。相当な重圧の中で仕事していて、それが本人にも結構こたえることもあるみたいだ。ただ、一方でアーティスト気質も強くてね。だからギター弾いたり、時々ブルーグラスバンドで歌ったりして、自分のバランス感覚をうまく取り戻すんだよね。
さて、もう9月。すでに35週(つまりほぼ9カ月)くらい経過してるんだけど、自分はもう具体的な日数を数えてはいない。そのぐらい、この現場ってずっと“進行中”状態なのさ。やっと最近になって、「大規模プロジェクトのスケジュール予測なんてただのおおまかな見積りに過ぎない」ということが骨身に染みた。それもこれも連動するパーツとか変動要素が、とにかく多すぎるせいなのかな。
例えば、一人の契約業者が納品遅延したり、お客さん側の急な方向転換、天候不順や通院予定、それから子育てとか諸々何らかの理由で滞ると、その影響って他の工程まで連鎖反応みたいにつながってしまう。本当にこのリノベーション、いつ終わるか誰にも断言できない状態…。正確な完了日はサッパリ謎って感じ。それでもここまできて「不確定要素だらけならば楽観主義になったほうがマシ」と実感している自分がいるよ。
ほぼ毎日、自分自身に呟いているフレーズ―「建築作業って流動的な生き物みたいだ、自分自身が創作活動する時ともどこか似てる。そしてその一部として漂うしかないんだ」―これ、不思議と効く。まあ変化自体は本質的に悪くはないと思うんだけど……何となく痛みなく進むわけじゃないことくらい、頭では知ってたさ。このスケールのでかくてカオティックな案件と格闘する意義――そこには何かしら価値が潜んでいるはず…かな、多分。ま、いいか。
さて、もう9月。すでに35週(つまりほぼ9カ月)くらい経過してるんだけど、自分はもう具体的な日数を数えてはいない。そのぐらい、この現場ってずっと“進行中”状態なのさ。やっと最近になって、「大規模プロジェクトのスケジュール予測なんてただのおおまかな見積りに過ぎない」ということが骨身に染みた。それもこれも連動するパーツとか変動要素が、とにかく多すぎるせいなのかな。
例えば、一人の契約業者が納品遅延したり、お客さん側の急な方向転換、天候不順や通院予定、それから子育てとか諸々何らかの理由で滞ると、その影響って他の工程まで連鎖反応みたいにつながってしまう。本当にこのリノベーション、いつ終わるか誰にも断言できない状態…。正確な完了日はサッパリ謎って感じ。それでもここまできて「不確定要素だらけならば楽観主義になったほうがマシ」と実感している自分がいるよ。
ほぼ毎日、自分自身に呟いているフレーズ―「建築作業って流動的な生き物みたいだ、自分自身が創作活動する時ともどこか似てる。そしてその一部として漂うしかないんだ」―これ、不思議と効く。まあ変化自体は本質的に悪くはないと思うんだけど……何となく痛みなく進むわけじゃないことくらい、頭では知ってたさ。このスケールのでかくてカオティックな案件と格闘する意義――そこには何かしら価値が潜んでいるはず…かな、多分。ま、いいか。
日々変わりゆく景色と“家”という存在への本当の価値観を確かめる
いやー、この質問、ぱっと見はすごくシンプルなんだけど、答えようとすると意外と奥深い気がします。なんでかって言うと、自分にとって「ここ」に住み続けることとか、それから“夢”だったこの家でゆっくり歳を重ねるために全力で関わってくれる人たち――そういう存在についてじっくり知る機会にもなるんですよね。実際のところ、それは想像以上に責任重大だと思います。でも、そのぶん私は本当に誇らしくも感じます。
ふと思い返してみると、昔憧れてた「あっと驚く体験」みたいなもの - 例えば新しいキッチンシンクだとか、最適なタイル選びだとか - そういう“装飾”的な要素には実のところあまり依存してこなかったんだなあと今では気づきました。最大級の感動やワクワクは別に「変化」を追い求めなくても最初からこの場所に息づいていた、というわけです。
やっぱり、この家で暮らし続けたい一番根源的な理由、それは何よりも毎朝太陽が昇る光景を「約束」として迎えられることかな。起きてすぐ真っ先に彼女(太陽)の挨拶を浴びて、一日の始まりが心地よさで満ちていきます。「地平線上の日々移ろうキャンバス」が部屋いっぱい広がって、控えめながらその幸せを抱きしめている感じです。「太陽」こそ我が家の秘宝 - ま、ご褒美的存在ですね!しかも、その笑顔みたいな暖かさがいつまでも自分の心を緩ませてくれています。そして彼女から贈られた変わらぬ祝福こそ、本当なら家族みんなで懸命に守り繋ぎたい“遺産”なのかな、と考えてしまいました。
最後になりますが、「Home」というテーマをくださったDebra G. Harmanさんにも素直に感謝したいです。(課題:「あなたにとって『家』とはどこですか?」)……こんなふうに書いている今もまだ半分寝ぼけ気味だけど、自分の「家」観を書き出して少しほっとしています。ま、いいか。
ふと思い返してみると、昔憧れてた「あっと驚く体験」みたいなもの - 例えば新しいキッチンシンクだとか、最適なタイル選びだとか - そういう“装飾”的な要素には実のところあまり依存してこなかったんだなあと今では気づきました。最大級の感動やワクワクは別に「変化」を追い求めなくても最初からこの場所に息づいていた、というわけです。
やっぱり、この家で暮らし続けたい一番根源的な理由、それは何よりも毎朝太陽が昇る光景を「約束」として迎えられることかな。起きてすぐ真っ先に彼女(太陽)の挨拶を浴びて、一日の始まりが心地よさで満ちていきます。「地平線上の日々移ろうキャンバス」が部屋いっぱい広がって、控えめながらその幸せを抱きしめている感じです。「太陽」こそ我が家の秘宝 - ま、ご褒美的存在ですね!しかも、その笑顔みたいな暖かさがいつまでも自分の心を緩ませてくれています。そして彼女から贈られた変わらぬ祝福こそ、本当なら家族みんなで懸命に守り繋ぎたい“遺産”なのかな、と考えてしまいました。
最後になりますが、「Home」というテーマをくださったDebra G. Harmanさんにも素直に感謝したいです。(課題:「あなたにとって『家』とはどこですか?」)……こんなふうに書いている今もまだ半分寝ぼけ気味だけど、自分の「家」観を書き出して少しほっとしています。ま、いいか。