リーダーが引き出すチーム力、日常の働き方で生まれる変化とは

実用的なアドバイス一覧 - リーダーが日常でチーム力を引き出すための即効ヒント

  1. 週1回、5分だけ個別にメンバーの話をじっくり聴く

    小さな対話でも信頼感が高まり、気軽に相談しやすくなる

  2. 1ヶ月ごとに目標を数値で明示し、全員で進捗を共有

    ゴールが見えることでやる気が維持しやすく、達成感もアップ

  3. 月1回、メンバー全員で「失敗から学んだこと」を1つ共有

    互いの経験を知ることで前向きな雰囲気が生まれ、挑戦が怖くなくなる

  4. 週に一度、各自の強みを1つ言葉で伝える

    自己肯定感が高まり、自然に助け合う風土が育つ

リーダーの影響で成長する働き方を実感しよう

もう15年も経ったなんて、自分でも呆れるほど。妙な話だけど、振り返ればこの長い道のりで、どうにも鮮烈な印象を残した3人のリーダーと一緒に働く機会が転がり込んできた。ま、こういう出逢いって偶然なのかもしれない。一人目は、まだ自分が右も左も分からずふらついてた若い時代だ──あのオーストラリア・ダーウィンにあった、ごちゃごちゃしたキャンプ用品店でチャンスを手渡してくれた人だった。正直、その日の空気さえ生ぬるかったことまで覚えている。

次に思い浮かぶのは……ちょっと遠いけれど、フィジー諸島周辺でボランティアグループをまとめる大役をまかされてしまった時、おおらかな態度で支えてくれた人物。最後になるけれど、本当に忘れ難い存在。それがカリブ海の輝きの中――毎日陽炎みたいな暑さだった――若者たち相手にスキューバやセーリングを教える自由という魔法みたいな体験を与えてくれた人だ。

結局ね、強烈に記憶に残っているのは「何をしてもらった」より、「その人が自分に投げかけてきた感情」なんだよなぁ。不思議だけど、それこそがまあ――普通のリーダーや凡庸な上司と、「本物」の優しさとか熱意みたいなもの持った傑物との、一線なのじゃないかな……と思わされた。

> 「勇気ある全身全霊でリーダーシップと向き合い、自ら省察することのできる心根から率いるリーダーが、この社会にはもっと求められている。」―ブレネー・ブラウン

さて……今さら照れる話でもないし乱雑になるけど、自分自身が人生観ごと塗り替えられてしまったその3名から吸収した9つの卓越したリーダー習慣について(いや~全部書き切れるかわからんけど)、少し伝えたいと思う。(多分だいたいね)。

信頼されるリーダーが実践する聴く力とは

真夏のカリブ海、焦げそうなほどの太陽の下で――うちの上司は600人以上ものティーンエイジャーと、50人のスタッフ、そして18隻ものセイルボートを束ねていた。さすがにこれだけ色々揃えば、「まあ何かしら起きるだろう」と思わずにいられない。でも不思議なんだよね、他の多くの人が圧倒されて棒立ちしてしまいそうな状況でも、その人は逆に笑っていた気がする。しかも、やたらと元気だった。まったく不思議。周りもついついその冒険好きな空気に巻き込まれるというか……自己成長したくなる感じが移ってきて、一種感染みたいに広がった。

ああ、それだけじゃないんだ。一番強烈だった記憶は、どんな新人だろうとベテランスタッフだろうと関係なく――全員分け隔てせずひとりひとり真剣に耳を傾けてたこと。それから全学生への細やかな目配りも欠かさない。不思議な安心感。「ま、自分もちょっと見守られているっぽい」と時々錯覚するくらい、小さなことでも気軽に口を開ける雰囲気を生み出していた。本当にそんな感じだったんだよ。

この一貫したスタンスはビジネス面で圧倒的な成果へつながっていただけではなく――少なくない将来有望なリーダー志願者たちにも、「こうすればきっとできる」というやり方そのものを自然体で伝えていたと思う。「信頼って、本当はごくささいな瞬間を毎回コツコツ積み重ねることでしか作れない」――確かそんなふうにも語ってたっけ。ま、いいか。

信頼されるリーダーが実践する聴く力とは

新しいアイデアを受け入れる柔軟性の育て方

新たな発想を受け入れること——なんだか、それが結局、適応したり人とつながりを持続したりするうえで避けて通れない要素なのだろう。フィジー諸島を旅していた時のことだけど、不思議と物事は次々に形を変えるし、気付けばその場で咄嗟に対応せざるを得なくなるんだよね。いつものような安心感は…まあ、あまり期待できないというか。それでもボランティアとして集まった人々にはさ、本当にさまざまな出自とか、微妙に違う感情の動きや文化差がありすぎて、一律の方法でまとめあげようとしても何ともならない瞬間が結構あったなぁ。

だから、新しい考え方って、こちらから心を開いて飲み込むしかなかった。その過程では、思いもよらず謝る羽目になったり、「正直わからないので一緒に調べてみてもいい?」とぶっちゃけ頼らざるを得ない場面も出てきた。「全部自分が答えを用意して当然」なんて無理だったし、自分の役割は実際にはもっと良い問いかけに力点があるんじゃないかな、と何度となく自問した記憶がある。

これ、本音を書くなら――「いつでも知的好奇心と柔らかな姿勢」を自分の中で保ち続ける他になかったと思ってしまう。ああ、なんかそれしか手立てが見当たらなかったし。ま、いいか。

困難な会話にも冷静に向き合う秘訣を身につける

厳しい会話になりかねない状況を、あまり波風立てずに進められる能力──リーダーという立場だと、たぶんものすごく重要なんだろうなと、ぼんやり思う。いや、大事でしょ。とはいえ、それが自然にできる人って、意外と少ないのかも。ふと思い出したけど、ブレネー・ブラウンの言葉に、「勇気あるリーダーとは、『私はあなたをちゃんと見ているし、聞いているよ。完璧な答えは持っていなくても、問いかけたり傾聴を続ける覚悟はある』と言える存在」みたいな趣旨があったっけ(引用は一箇所でいいか)。まあそういう肚の据わった人、本当に珍しい気がする……いや本題から逸れそうだけど、技術的にはEQ云々という話も絡むよね――あっ、ごめん、自分また横道それてしまった。

自分の場合、ありがたいことに仕事の現場で出会った3人のリーダーが、それぞれ全然違う個性なのに、不思議と共通して「まず感情が静まるまで待つ」とか、「落ち着く時間をちゃんと取ってからしか核心部分を口にしない」という態度を崩さなかった印象が強く残っている。むしろ、その一拍置く余裕こそ、人間味とか度量にも繋がるんじゃ…とか考えてしまう。ま、それもケースバイケースかなぁ。

困難な会話にも冷静に向き合う秘訣を身につける

過程も楽しめる目標達成のモチベーション法

たまに、彼らは自分の誤りにすぐさま気づくと、何だか少し戸惑いつつもきっぱり謝ってくれる瞬間があった。そういった一連のやり取りが、いつしか信頼という不可思議なものを少しずつ積み上げていったんじゃないかなと今でも思う。本当のところ距離が縮まっていた実感は急に訪れるわけじゃないし──でも、ある種の暖かさはその場に残ったような…不思議だね。「自分だけの安穏な居心地を選ぼうとする行為こそが特権意識の最たるもので、それが信頼を削り取ってしまい、本質的で持続可能な変容から人を遠ざける」と、Brené Brown(ブレネー・ブラウン)は指摘している(ここぞという感じで胸に刺さる)。

## 4. 結果ではなく過程そのものへの偏愛

3人とも直属の上司なのだけど、とにかく彼ら自身、自分たちの仕事に対して妙なほど好意的だった。それゆえなのか、「良い結果」というやつがそこまで肩ひじ張らずとも自然発生したようにも思える。不器用ながらこの経験から学ばされたこと、それは成果こそ確かに目指すべきものではあるものの、そのプロセスそのもの──道中ですれ違う苛立ちや小さな喜びも含め──が案外大切だよと痛感したことである。まあ、そんなふうにはっきりとは言えない日も多かったけど。

謙虚さが生み出す共感力とリーダーシップの関係

結論を端的に出すのは案外難しい、というか…謙虚さって本当は人とやり取りしている中でぽろっと顔を覗かせるようなものなんだと思う。
「The goal is not just to get there. It is to have fun along the way」- Unknown(目的地へたどり着くことだけが目標じゃなくて、その道のり自体も楽しんでみよう、って感じ?)――旅のことを思い出したら、そんな含みが身にしみる瞬間もある。何かに挑戦するときって、一面的には見えないいろんな側面が紛れ込んでくる。

ああ、カリブ海。思えば、出発直前だったっけ。13歳ぐらいかな……小柄な少年が上司のMikeに近づいて、不安げに「Mike, I'm scared. I've never done this before.(マイク、怖いよ。こんなの初めてなんだ)」と言った。その時、自分ならどう声を掛けただろう、と技術的な問いも浮かぶけど――Mikeは振り向いてごく普通に、「Neither have I.(僕も同じさ)」と返した。本筋逸れるけど、このフラットさにはちょっと驚いたかも。

この短いやり取り――特定の立場や経験値を超えて、「新しい挑戦」に直面すると誰でも未知だという感覚を共有できる。それから、リーダーだからこそ率直に謙虚さを持ち合わせている姿勢も垣間見えるよね。【3】ま、いいか。

謙虚さが生み出す共感力とリーダーシップの関係

失敗を学びへ変える環境づくりを始めよう

「いや、私はもしかするとこの20年間ここにいた……まあ、そんな感じだった気もするんですけど、本当はね、外の世界のことなんて…なんだか、自分たち全員にとっては結局、新鮮で未知なるものだったんでしょう。ふと考えてしまう。なぜこんなにも遠い場所なのか、とか。でも、その若者――無邪気な笑みを浮かべて、小さく手を振り去っていったその子、ほんとう…いや、不思議ですね、3週間後には旅が終わる頃で「最高の時間でした」なんて声に出していたっけ。ま、いいか。」

## 6. 他者にも同じ自由を認めること

ああ、オーストラリアで働いていたときのことなんですけど――私のキャンプ用品店のマネージャー、パニア(そうですね…神様がどうか彼女に恩寵を、と願います)、本当に優しくて…。私が何度同じ失敗しても、「あぁ、それは大丈夫」と静かに言ってくれる。時々ため息交じりだけど(笑)、それでもいつも忍耐強く次のやり方とか細やかな説明までしてくださった。一度も怒鳴ったりしないんですよ。その理由って―おそらく―彼女は失敗というものを拒絶ではなく「成長への契機」と見做しているからなんでしょうね。そしてそこには学び直す自由さえ許容されていて……まったく頭が下がる思いです。私、その姿勢から多く学ばされた気がしています。(まあ、不意に思い返すと胸苦しいぐらい。)

自己反省でリーダースキルをアップデートし続けるには

彼女の信念というのは——ああ、私のもう二人いる上司もみんな似たようなところがあるんだけど——何となくマリリン・モンローと同じ匂いが漂う感じだった。ふっと思い出すその言葉。「一度失敗したって、別に全て駄目になるわけじゃない。ずっと挑戦をやめず、自分に見切りをつけたりしないで、信じ続けること。自分を本気で信じられなかったら……そもそも誰が味方してくれるんだろう?」なんてね。
## 7. 強烈で静かな自己省察の実践
こういう話になると、不思議と誰も大事さに気づかない。でも、本当はちゃんとできている人って案外少ないんじゃないだろうか。強固な内省――まあ他人にはよくわかられないもの――を身につけることで、自分自身との会話だけじゃなく、ちょっと立ち止まってほかの視点にも耳を傾けられる瞬間が来る。正直、体感として覚えたことがひとつある。それはどれだけ時間に追われていたとしても、一息入れて、小さな休憩を無理やり取るくらいなら何とかなる…たぶん…。そうやって振り返る間なしの日々だったら、大切な教訓や過去からのサインなんて全部置き去りになっちゃうかもしれないよ、と自戒してみる。(ま、いいか。)

自己反省でリーダースキルをアップデートし続けるには

仲間の可能性を引き出す関わり方に注目してみる

他者の秘めたる可能性を拾い上げ、しかもその光をさらに大きく導いてやる… それって、まあ正直言えばリーダーに最も求められる資質じゃないかと個人的に思う。変な話、多くの人間は結構、いや案外ネガティブ傾向が強かったりするらしい。ある調査だと、人が一日考える内容の8割くらいは暗い方向なんだって。本当なのか?でも、疲れて机でぼんやりしているとわかる気もする。この現実から考えてみても、人ってお互いに励ましたり支え合ったりして認め合うことが不可欠なんだろう、とついつい感じてしまう。「ま、いいか。」優れたリーダーほどそういう側面に鋭敏で、チーム全体が持つ本当の力をぐっと引き上げることで事業さえ良い方向に押し上げられるんだ、と肌感覚で分かっているような気がする。

Brene Brownの言葉を借りれば、「リーダーとは、人やプロセスの中に潜在的な可能性を見抜き、その成長を後押しするという責任と勇気を担う存在」とされている。

## 9. 思いやり発―静かな温情
ふと思い返すと、自分の3人いた上司――どの人も真っ先に私自身という個人として向き合おうとしてくれて、それからようやく従業員扱いした印象ばかりが残る。

優しさと信頼で築く人間関係の価値を感じよう

彼らはね、私が抱えるメンタルヘルスの波や、大事な人たちとの静かな日常、それから、自分が何に支えられてようやく息をしてるかなんてことまでちゃんと気遣ってくれました。そんなふうにして、時折まっすぐじゃないながらも仕事を託されたその背景には、小さな気づかいがいつも隠れていたんですよ……どうでもいい細部にも優しさが滲み出るあたり、本当にありがたい話で。自然と友情とか、今なお心の中に残り続ける変わらぬ忠誠心みたいなもの──うん、不思議だけど育つものです。

思えば、「親切」というもの自体、特段見返りやコストなんて要らない。ただ、その気持ちだけで胸いっぱいになる瞬間だってある。不器用な私としては信じ難いくらいですが、一流のリーダーほどこの価値に妙に敏感でさ(ああ…ほんとうにそう)、だからこそ、人の印象になぜか深い爪痕を残せるのでしょうね。

一日終わったあと、一週間くたびれ果てた夜、それから人生の帰路につくその時――自分は「批判よりずっと多く、人へ何かを手渡せただろうか」って言いたいと思う。- Brené Brown

結局ね、これこそが私にとって三人分の「縁の下の力持ち」なんだろうな。ところで、あなた自身には…誰が浮かぶのでしょう?ま、いいか。

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