最近、ドバイのレストラン事情について考えてたんだけど、まあ、選択肢が多すぎて正直わけがわからなくなるよね。世界中の料理が全部集まってる、みたいな街だから。「どこで食べるか」を決めるだけで一大事業。よくある「世界の観光客が集まる有名店」もいいんだけど、今回はもうちょっとひねりの効いた、でもマジで良かった2軒の話をしようかなって。メモ代わりに、つらつらと書いてみる。
片方は南イタリアの風を感じるシーフードレストラン「Alici」。もう片方は24時間やってるイギリスとアメリカのフュージョン料理「Duck & Waffle」。全然タイプが違うから面白いと思う。
南イタリアの風が吹く「Alici」での夜
まずアリーチ。これ、アマルフィ海岸がテーマのイタリアンレストランで、内装がとにかく素敵だった。青と白を基調にしてて、壁にはレモンの絵が飾ってあったり、魚のオブジェがあったり。テーブルに置いてあるオリーブオイルのボトルまで、いちいち可愛いんだよね。正直、こういう「世界観がしっかりしてる店」って、入った瞬間にテンションが上がる。
で、ここシーフードが有名なんだけど…僕、実はあんまりシーフード得意じゃないんだ(笑)。でも、だからこそ分かることもあるっていうか。シーフード以外のメニューが本当に美味しい店は、本物だと思うんだよね。
最初にいくつか頼んだんだけど、ハウスサラダは…まあ、普通だったかな。正直これは頼まなくてもよかったかも(笑)。でも、パンはすごく美味しくて、アマルフィを思い出すような小さなオリーブオイルの器も良かった。
一緒に行った人たちが頼んでた「フリットミスト」(魚介のフリッター盛り合わせみたいなやつ)は、カラマリとかエビとかが入ってて、すごく美味しいって言ってた。僕は見てるだけだったけど。
僕が感動したのは、シーフードじゃないやつ。まず「牛肉のタルタル」。これ、ヘーゼルナッツのマヨネーズとか黒トリュフがかかってて、口の中でとろける感じ。ナッツの香ばしさが最高だった。あと、トリュフのフラットブレッドも頼んだけど、これはまあ、悪くないけど普通かな。
そしてメイン。僕が頼んだ「キノコと黒トリュフのクリーミーリゾット」。これがもう…マジで言葉が出ないくらい美味かった。クリーミーで濃厚で、キノコの香りがすごくて、正直、他の人が「お腹いっぱいだから」って残してるのを横目に、僕一人で夢中で完食しちゃったくらい。これは恥を忍んででも食べる価値があったね。
他のメンバーは、グリルサーモンとか、子羊のラグーソースの自家製パスタとかを食べてて、どれも満足そうだった。特にパスタはかなり本格的だったらしい。
で、一番のサプライズはデザート。全然期待してなかったのに、レベルがめちゃくちゃ高かった。みんなが絶賛してたのは「フォンダンショコラ」。ダークチョコレートとヌテラのフォンダンが中からとろーり出てきて、リコリスのアイスが添えてある。どんなにお腹いっぱいでも、これは別腹だったみたい。
でもね、個人的なベストは「レモンムース」。酸味とクリーミーさのバランスが絶妙で、中にベリーのコンポートが入ってる。みんながチョコに夢中な中、僕はこっち派だったな。他にもレモンチーズケーキとかティラミスも頼んだけど、最初の二つのインパクトが強すぎて、ちょっと影が薄くなっちゃった感じ。
24時間いつでも行ける「Duck & Waffle」の面白さ
次は「Duck & Waffle」。ここはもっとカジュアルな雰囲気で、コンセプトが面白いんだよね。なんと24時間営業。オーナーの人が「いつでも、誰でも、食べたいものが食べられる場所にしたい」って考えてるらしくて、メニューもすごく多様。イギリス料理とアメリカ料理のフュージョンって言ってるけど、まあ、美味しいものなら何でもあり!って感じがする。
内装もAliciとは全然違って、もっと気軽な感じ。入るときのDJしてるアヒルのポスターとか、遊び心があって好きだな。席もインドアとアウトドアが選べるし。
僕らはランチメニューから選んだけど、アラカルトも充実してる。まずスターターで頼んだのは、サラダとトリュフフライ、あとポテトとリーキのスープ。スープはまあまあだったけど、不思議なことに、一番印象に残ったのがサラダのドレッシングだったりして。フライもパルメザンチーズがたっぷりかかってて良かった。
メインはリガトーニ、スズキのロースト、スマッシュバーガーから選べて、僕は当然のようにリガトーニを。これがクリーミーで、期待通り美味しかった。バーガーを頼んだ人も「かなりイケる」って言ってたな。
そして、店名にもなってる「ダック&ワッフル」。これ、名前だけ聞くと「え?」ってなるよね。ワッフルの上にローストしたアヒルと目玉焼きが乗ってて、そこにメープルシロップをかけるっていう。でも、これが想像を絶する美味しさ。甘いとしょっぱいの組み合わせがリッチで、クセになる味。店員さんが目の前でアヒルを切り分けてくれるパフォーマンスもあって、楽しい。
ただ、これは一人で一皿食べるのは結構ヘビーかも。僕らはシェアしてちょうど良かった。正直、これをメインで一人で食べるのは、よっぽどお腹が空いてないとキツいと思う。いい教訓になった。
デザートは「マンゴーパブロバ」。メレンゲがふわふわで軽くて、これぞパブロバ!って感じ。もう一つは「トレハス」っていう、フレンチトーストみたいなやつに、メープルキャラメルアップルとシナモンアイスが乗ってるやつ。これも最高だった。
じゃあ、どっちの店に行けばいいの?
ここまで話したけど、結局どっちがいいの?ってなるよね。海外のトラベルブロガーとかはAliciの「JBRの景色」を絶賛してるけど、正直、ドバイには景色のいいレストランは他にもいっぱいあるからね。それより、あの南イタリアの「本気の内装」と、洗練された料理を味わいに行く価値があると思う。日本のガイドブックだと、どうしてもブルジュ・ハリファのレストランとか、分かりやすいところが載りがちだけど、こういう「コンセプト勝ち」してる店も面白いよ。
まあ、要するにシーンによって使い分けるのがベスト。個人的な意見でまとめてみた。
| 比較ポイント | Alici(アリーチ) | Duck & Waffle(ダック&ワッフル) |
|---|---|---|
| 雰囲気 | 完全にデート向き。ちょっとお洒落して行きたい感じ。照明も暗めでムーディー。 | もっとカジュアル。友達とブランチとか、深夜にふらっと寄るのもアリ。活気がある。 |
| おすすめのシーン | 記念日、特別な日のディナー。静かに良いものを食べたい時。 | 気取らない食事、週末のブランチ、観光で疲れた後の夜食。いつでも行ける安心感。 |
| 予算感(一人あたり) | ディナーだと、まあまあするかな。前菜、メイン、デザートで1万円は超える感じ。 | ランチなら5,000円くらいから。アラカルトで軽く済ませることも可能。コスパは悪くない。 |
| これだけは食べて | シーフード好きならもちろん魚介類。僕みたいに苦手な人はキノコのリゾット。あとレモンムース。 | 名物のダック&ワッフルは絶対に試すべき。でもシェアがおすすめ。 |
| 注意点 | 人気店なので予約は必須。特にテラス席は早めに。シーフードが苦手だとメインの選択肢は少ないかも。 | 週末は混んでる。あと、料理によってはかなり味が濃くてヘビー。注文しすぎに注意。 |
こんな感じかな。Aliciは「特別な体験」をしたい時、Duck & Waffleは「楽しい時間」を過ごしたい時、って使い分けがいいかもしれない。
まとめ:結局、レストラン選びって…
ドバイには本当に星の数ほどレストランがあるけど、結局のところ、レストラン選びって「誰と、どんな気分で」行くかが一番大事なんだよね。ゴージャスな店が必ずしも正解じゃないし、カジュアルな店が一番心に残ることもある。
今回紹介した2軒は、そういう意味でキャラクターがはっきりしていて選びやすい。ロマンチックなムードならAlici、仲間とワイワイならDuck & Waffle。どっちもドバイの食の多様性を象徴するような、面白い店だったな。
もしドバイに行く機会があったら、この2つ、どっちが気になりますか?あるいは、もっと面白い店を知ってたら、逆に教えてほしいな。
