日本でのトークショー挑戦の難しさ
デジタルカルテットというトークイベント、たしか毎年re:publicaで開かれているらしい。もう六回以上続いているとか。司会の四人がそれぞれ相手にサプライズゲストを連れてきて、その場で誰なのか当てたり、即興インタビューしたりしているそうだ。観客からも質問が集まる仕組みだったはず。ネット社会やメディアの変化、あとネット政策なんかも話題になることが多いけど、必ずしも業界内だけじゃなくて、ごく普通の人たちにも関係あるテーマも出るようになってきた印象がある。これまでには将来のことばかり考えている研究者っぽい人や、法律に詳しい弁護士など呼ばれたこともあったような…。ライブ形式なので、その場ならではの空気感や予想外な展開が生まれるらしいんだけど、YouTube配信は滅多にないと聞いた記憶も。全部細かい内容までは覚えてないけど、何となく新鮮さと伝統っぽさが混じった不思議な企画だった気がする。
本段の参照元: https://www.danielfiene.com/archive/2018/05/02/hat-jemand-pop-gesagt-das-passiert-beim-digitalen-quartett-auf-der-republica-2018/
文化を超えた番組作りのジレンマ
あの時期、通りを歩いていると、何となく人々の様子が違って見えた気がする。だいたい午後だったか、店先で立ち話するグループも以前より少なめで、理由ははっきりしないけど、多分みんな少し警戒していたのかもしれない。初めて気づいたわけじゃなくて、数日前からじわじわと変化していたらしい。ただ、その変化が目に見えて分かったのは、ごく一部の常連客や近所のおばさんたちだけだったみたいで――どうやらニュースでも似たような話題が出ていたそうだ(地方新聞・去年あたりの記事で読んだ記憶)。それでも道端には、ときどき普段通りに笑い声も聞こえたりして、一概に誰もが不安というわけではなかったようだ。
