体内時計の科学：夜型人間の生物学的メカニズムと社会的認識の変革

朝が苦手な私の告白と科学が教えてくれた真実

正直なところ、朝が苦手だと気づいたのはもう何年も前だったかもしれない。最近やっと、それを無理に変えようとしていたことが、本当に意味があったのか疑問に思い始めている。「おはようございます！」って職場で言う時、まあほとんど演技みたいな感じになってしまうし、母親に送る「今日は元気いっぱいだよ！」みたいなメッセージも、実際にはそんなに自信を持って言えるものじゃない。

科学的にも朝型になることが誰にでも合っているとは限らないという話を聞いたことがある。たぶん専門家の間でもはっきりした結論までは出ていなくて、「人による」くらいの意見が多そうだ。大体、自分だけじゃなくて世の中には同じような人が七十人とか八十人集まれば、その半分近くは似た経験している気もするし。

写真とかSNSを見ると、キラキラした朝活風景ばっかり目立つけど、あれ全部本音なのかな？自分の場合はベッドから抜け出すまでちょっと時間かかるし、「今日も頑張ろう」と思える日は数日に一度くらいしか来ないような。まあ、人それぞれ違うリズムを持ってるという話で終わらせてもいいんじゃないかなと思ったりもする。

夜型人間は生まれつきのDNAで決まっている

実際のところ、自分の頭が完全に働き始めるのは朝十時を少し過ぎてからで、それまでは省エネモードと、なんとか流し込んだカフェインだけで動いている感じ。昔から、自分に何か欠陥でもあるのかって思ってた時期もあった。早起きして朝日より先にメールチェックを終わらせて、まだ薄暗い中ジョギングに出かける人たちがいるけど、なぜ自分はそうなれないんだろうって。

大学時代のルームメイトも似たようなタイプだった。目覚まし時計が鳴った瞬間スッと起きて、一度もスヌーズを使わずに四年近く暮らしてた気がする。一方で自分は、「あと五分」「さっさと起きろ」みたいなラベルを三つくらいアラームにつけて、それでも午前九時前後の授業にギリギリ滑り込む毎日だった。おもしろいことに、最近になって知った話だけど、このパターンってどうやら単なる習慣じゃなく、生まれつき体質っぽい。

週末になると昼近くまで寝てしまうことで恋人とちょっとした言い合いになったこともあった。「そんなに長く寝て一日無駄にしてる」と言われたり。でも、本当に眠ること自体が無駄なのかな？　いや、むしろ必要な休息じゃないかという気もする。

去年だったと思うけど、調べものをしていたら「夜型」の人間についての記事が目についた。どうやら世の中には三割前後（正確な数字は曖昧）くらい、朝より夜遅くまで活動的になる人がいて、その傾向は生物学的にも説明できそうだとかいう話だった気がする。それなら、自分だけじゃないんだ、と少し安心した覚えがある。

まあ、全員が同じ時間帯で動けるわけじゃないよね。こういう違いについては意外と理解されづらいこともあるみたいだし。

Comparison Table:

結論	内容
時差ボケの影響	心身に様々な問題を引き起こす可能性あり。疲労感、ストレスホルモンの増加、気分の落ち込み、不安感などが報告されている。
リモートワークによる生活リズムの見直し	自分の生活スタイルを再評価する機会となり、柔軟な働き方ができるようになった。
夜型生活の利点	朝型でなくても心身の調子が改善し、生産性も向上することがある。自分に合ったリズムを見つけることが重要。
社会とのスケジュールのずれ	夜型とされる人々は少数ではなく、自分自身と社会的期待との間にギャップが生じることがあります。この現象は特にストレス要因となりうる。
自己受容	自分自身を責めず、「そのままで大丈夫」と思えるようになることで、精神的な健康にも良い影響を与える可能性がある。

社会が抱く朝型偏見とその不条理さ

なんとなく眠りに関する話題を調べていたら、気付けば結構深いところまで行ってしまった。面白いことに、眠気や目覚めのタイミングって、どうやら生まれつき決まっている部分があるそうだ。遺伝子の中に組み込まれているらしい、と言われている。そのせいか、夜型とか朝型とか、自分でコントロールできないことも多いみたい。

マイケル・ブレウス博士という人が「いつがベストなのか」という本で動物になぞらえて説明してるんだけど……たとえばライオンタイプは割と早起きで午前中に集中力が高まりやすいとか。人数的には全体の一部、多くはないような感じだそうだ。それからベアー型？これは太陽のリズムっぽく生活していて、一番一般的なタイプかなと思う。たぶん世の中の半分くらいはこの辺りかもしれない。

他にもウルフ（狼）タイプなんていう分類が出てきたりするけど、これは夜になるほど元気になっちゃう人たちで、それほど珍しくもないような数。ただし特別多くもなく、ごく普通より少し少なめくらい？あとイルカみたいに睡眠パターンが安定しなくて浅かったり細切れだったりする人もいて、これについては専門家によればあまり多く見かけるわけじゃない。

自分自身を振り返ると、このオオカミ枠というのかな…まあそういう傾向強めなのかなって思わざるを得なかった。理由はよくわからないけど、とりあえず今まで感じていた劣等感みたいなのがちょっと和らぐ気持ちになった。でも、この話全部が当てはまるかと言うと、人それぞれ違うとも思えるし。

体内時計に逆らうことが健康リスクになる理由

体が眠りたいと思う時間、だいたい夜中過ぎから朝方までだったりする。八時前後になると頭の回転が急に冴え始めて、そこから何かしらアイディアが湧いてくることも多い。十一時ごろになると、不思議と午前中より良さそうな発想が次々浮かぶような気もする。でも、こんな生活リズムって昔からあんまりよく言われてない印象。どうしてかわからないけど、「早寝早起きは良いこと」とか、大昔の偉人が言ったとかで、それを盾にされる場面もちらほらある。

朝型の人たちが褒められる傾向、なんとなく世の中全体で根強い気配だ。逆に夜寄りの生活を好むだけで「怠け者」「やる気ない」みたいなイメージを勝手に持たれてしまう場合も否定できない。でもそれって、本当に根拠ある話なのかな？自分が働いていた会社にも、五時台にはもう運動して「今日半分近く終わった」と誇らしげに話す上司がいたっけ。羨ましいというより、自慢話聞かされている感じだったような…。この価値観、一部では今でも残っているんじゃないかなぁ、とふと思ったりする。

無理な早起き生活がもたらした2年間の失敗談

なんだか、みんながやっと職場に集まり始めた頃には、あの人はもう何かしら仕事を片付けていたような気がする。パフォーマンスレビューの時だったかな、「朝から元気がないってことは出世欲が足りないんじゃない？」みたいなことを言われて、ちょっと戸惑った覚えもある。正直、朝八時半くらいにお喋りできるかどうかで仕事への熱意を判断されるなんて、不思議な感じだ。というか、その人より三時間近く遅くまで残業してプロジェクトを終わらせたり問題解決した日も何度もあった。でも、それはあまり評価されていないようだった。

そういえば、健康面については意外と知られていない話もある。生まれつきの体内時計――クロノタイプって呼ぶらしいけど――それに逆らうのは本当は身体によくないっていう研究結果もちらほら出ているとか。有名な研究者でティル・レネバーグさん（名前合ってたかな？）という方がいて、「ソーシャルジェットラグ」なんて言葉を使い始めたのもその人だったと思う。要するに、自分の体内リズムと社会的なスケジュールがずれている状態……これが続くと健康にも影響する可能性がある、と。

全部が明確に証明されたわけじゃないみたいだけど、今まで聞いたことのなかった話題だからちょっと気になったりもした。まあ、この辺の感覚は人それぞれ違うだろうし、一概には言えないんだけどね。

柔軟な働き方を受け入れた転機となった上司との会話

本物の時差ボケとほぼ同じような現象が起こることもあるらしい。たとえば、何となく続く疲労感とか、ストレスホルモンが増えやすくなったり、気分が落ち込むことが多くなるとか、不安になる日もあるみたい。心臓に関する問題も、ほんの少しリスクが上がるって話を聞いたことがある。それだけじゃなくて、頭の回転もいまひとつだったり、体重や代謝にも影響する場合もあるらしい。

いつからかはっきり思い出せないけど、自分を変えたくて朝活やら新しい目覚まし時計みたいなものを手に入れたりした時期があった。七十回以上は夜九時以降スマホを触らないようにしてみたり、メラトニンのサプリに手を出したことも一度や二度じゃない。でも、一年半くらい？いや二年近くだったか…そんなふうに色々試してみても結局長続きしなかった気がする。最終的にはただ疲れてしまって、「自分はダメだな」って感じだけ残ったんだよね。

だからこの冬、新しい年になってからだったと思うけど、「もう無理に抗わなくてもいいかな」と思うようになった。全部完璧にはできないし、まあ仕方ないよねという気持ち。

自分のリズムに合わせて設計した理想の1日

コロナの後、会社がほぼ半分くらいリモートワークになったらしくて、そのおかげで今まで気づかなかった自分の生活リズムを見直すことになった。まあ偶然というか、上司に正直に自分の働き方について話してみたんだ。そしたら「重要なミーティングと納期さえ守れば、作業時間は特に気にしないよ」と言われたような記憶がある。なんか拍子抜けしたっていうか。

今は目覚まし時計を使わずに朝、八時台後半くらいに起きることが多くなった。午前中はメールを片付けたり軽めの雑務をやる感じ。でも、本格的な仕事は午後二時ごろから夕方七時くらいまでが一番集中できるみたい。それからまた夜九時過ぎるとちょっと頭が冴えてくるので、考え事や深い作業もこの時間帯になることが多い。ただ、その日の体調とかにも左右されるし、毎回ピッタリこの通りじゃないかな。

こんな風に夜型っぽい生活スタイルになってから、自分の心身の調子もそこそこ良くなった気がする。仕事の成果にも微妙な変化が出ているみたいで、人事評価も以前より少し上向いている印象だけど、それが本当に時間帯のおかげなのかどうかは断定できない。ただ、この柔軟さによってストレスも減ったような気もしなくはない。

夜型人間が生きやすくなるための小さな工夫集

ちょっとした変化を自分なりに加えてみたんだけど、朝の十時より前は大事な予定なんて入れないようになったし、運動も夜にした方が、どうやら自分には合ってる気がして。朝のジムだと手足がバラバラで危なっかしいしね。そういえば最近、朝食派の友人たちとは自然と距離ができてきて…いや、本気で避けてるわけじゃないんだけど（笑）。家族にも祝日とかは「この時間までは使い物にならないから」って伝えるようになった。まあ、そんな感じかな。ちなみに写真はコートニー・クックさん（Unsplash）によるものらしい。

夜型って、別に恥じなくてもいいのかもしれないよね。似たようなタイプなら分かると思うけど、世間はどうしても朝型基準で動いているみたい。でも、それで何か問題あるかと言われれば断言できないし。「七割くらい」とか聞いたこともあれば、「もっと多い」という話もあった気がする。ただ科学的には、生まれつき夜活動する人間が一定数いるって説もあるから、それを無理やり直す必要もなさそうだと感じたりもする。

本当は自分自身じゃなくて、自分と社会のスケジュールとのズレが色々厄介なのかな、とふと思う時期もあった。それでも、自分に合ったリズムを少しずつ取り入れてみた結果、不便ながら悪くない選択肢だったと思う瞬間もちょくちょくある。全部解決とは言えないけどね。

歴史上の偉人たちも実は夜型だったという事実

戦うタイミング、ちょっと考えた方がいいかもしれないね。歴史の中で夜型だった人、けっこういるとか聞いたことある。チャーチルとかオバマ、それからカフカやローリングも確かそうだったはず。細かい数字は分からないけど、夜遅くまで活動してた有名人って割と多い印象。

今も時計を見たら、もう十二時近い時間になってたかな。頭の中はいろんなアイデアがふわっと浮かんでて、文章もまあまあ進んだ感じ。でも、多分この後も一時間くらい本をパラパラ読む気がするし、それからようやく眠りに入る流れ。

朝起きたら？毎回じゃないけど、大抵コーヒー片手にぼんやりしてる自分がいる。その間にも、朝型の人たちは何だか元気そうに動いてたりして…あぁ、自分だけ別世界みたいな感覚になる日もあるよね。

科学が証明した「自分らしさ」を受け入れる覚悟

なんだか最近は、あの頃みたいに自分を責めることも減った気がする。まあ、世間で言われている科学の話とかを耳にしたからってだけかもしれないけど、自分は自分でいいんじゃないかと思えてきた。七十回以上同じことで悩んだこともあったっけ。でも今は、特別悪いことでもないと感じ始めている。

ふと目についたトピックがいくつかある中で、「五年ぐらい前だったかな、自分の敵は結局自分自身だったと気づかされた質問」が妙に印象に残っている。こういう問いかけって、時々何となく頭の隅にひっかかったままになるものだ。正直、その時期を思い出すと記憶もちょっと曖昧になってきてるし、細部は怪しい。でも、その問いがなぜか助けになったような気がしてる。

全部が全部うまくいったわけじゃないし、科学的な根拠も状況によって違う可能性もある。ただ、「そのままで大丈夫」と言われたら、それだけで少し楽になる人もいるのかな、とそんなふうにも考えるようになった。