メキシコ観光産業、2025年に世界7位へ急成長:国際投資と文化的魅力が牽引

メキシコが世界の観光大国に躍り出た2025年の衝撃


2025年の6月、メキシコの観光業界では、なんだか新しい空気が流れていた。世界的な旅行市場でアメリカやカナダ、日本、それからフランスやイギリスと肩を並べてきたけれど、最近は追いかける側というよりも、何かしら独自の存在感を発揮し始めているように感じる人も多い。観光客の数がぐっと増えたとか、新しく建つホテルがあちこちで見られることも関係しているんだろう。

昔ならスペインや中国みたいな国々が話題の中心だった気もする。ただ、この一年くらいで、メキシコはそれとは違った熱気を持っているようにも思える。例えば海沿いの街でも内陸部でも、人混みが以前より目立つと聞くことがある。もちろん全てが順調というわけではなく、環境への影響とか治安について心配する声もちらほら上がっている。

そう言えばフランスやドイツ、日本などはまだ数年前の水準までは戻りきれていないとも耳にした。でもメキシコの場合、そのペース感覚は少し違う印象を受ける。投資額など正確な数字までは把握できないものの、大手ホテルチェーンによる計画的な開発もうわさになったりしていて、現地に行った知人は「活気づいていた」と話していたっけ。

イギリスやカナダ、中国みたいな国々に比べればまだ課題も多いと言われている。ただ今のメキシコには、新しい時代へ向かおうとする雰囲気や柔軟性が漂っているようだ、と感じる人もいるかもしれない。本当に急成長なのかどうかは専門家によって意見が分かれるところだろう。でも今後さらに変化する可能性はありそうだ。

結局のところ、2025年初夏――この時期のメキシコ観光業界は明確な到達点というより、多様な挑戦と変化、その中で次への道筋を探していたようにも見える。

なぜメキシコは先進国を抜いて観光客数世界7位になれたのか

この数ヶ月の間に、メキシコの観光業について少しずつ話題になることが増えてきたようだ。誰かが、「最近はヨーロッパやアジアよりもこっちを選ぶ人がじわじわ増えている」と言っていた気がする。実際、観光客の流れが大きくなってきていて、今では世界で十指に入るぐらいの訪問者数になったとも聞く。去年から今年にかけて、四千万人を優に超える外国人旅行者が来ているという話だし、それもどうやら減るどころか毎年少しずつ増えているとか。

カンクンとかメキシコシティ、それからロスカボスみたいな海辺だけじゃなくて、オアハカやグアダラハラみたいな歴史ある土地にも足を運ぶ人が多いらしい。ただ安さや近さだけじゃなく、文化体験を求めて何度も訪れるリピーターも目立つんだとか。ここ最近は他の有名な観光国で政情不安とか経済問題が起きている影響もあって、「なんとなく安心感がある」と評価されることも多いみたい。

ホテル業界でも動きは活発で、ハリスコ州では「かなり大規模な投資計画」が進行中と耳にしたことがある。全部合わせれば三十件以上の新しいホテルプロジェクトと数千室分の部屋増設になる見込み…まあ細かい数字まではよく覚えてないけど、とにかく大型チェーンから小規模ブティックまで色々参入してきている様子だ。有名どころだとプエルト・バジャルタには外資系ホテルグループが数百億円単位でお金を投じるという噂もある。

こうした開発は単なる建物だけじゃなく、多様な宿泊スタイルや予算帯への対応にも繋がっていて、「これなら自分好みの場所を見つけられる」という旅行者の声もしばしば聞こえてくる。全体として見ると、一時的なブームというより、中長期的に地道な成長傾向なのかもしれない。ただ、この先どうなるかは状況次第という面もありそうだ。

Comparison Table:
項目内容
ホテル開発投資額ヒルトンとマリオットがそれぞれ70億円台と50億円台のプロジェクトに関与
観光客数増加ハリスコ州に今年初めから春先までで約1000万人の観光客が訪問
宿泊施設目標知事は2030年までに9万室以上を目指すと発言
旅行者の好みの変化本物さや心地よさ、手頃な体験を求める声が増加
安全面への懸念米国大使館による安全警告が発出され、不安感が広まった

なぜメキシコは先進国を抜いて観光客数世界7位になれたのか

ハイアットやヒルトンが殺到する10億ドルホテル投資の熱狂

メキシコの観光業について話すと、最近ではちょっとした話題になっている気がする。国の経済に与える影響もなかなか無視できないくらい大きくなっていて、ここ数年でその存在感が増してきた印象だ。例えば、昨年は二百億ドルを軽く超える額が観光によって動いたとかいう話も聞いたことがある。世界的にもトップクラスに入る経済効果らしくて、アメリカや中国みたいな大国の後ろにつけている状態だという。もちろん細かい数字は毎年上下するものの、全体的に右肩上がりなのは間違いなさそう。

それだけじゃなくて、ただ人を集めるだけじゃない工夫もされているっぽい。都市部だけじゃなく、小さめの町やあまり知られていない土地にも力を入れ始めたようだし、それによって地域ごとの格差を少しでも緩和しようとしているとも聞いた。伝統文化とか自然環境への配慮についても、新しい政策やガイドラインがちらほら導入されていて、一部では「次世代型観光地」と呼ばれることもあるみたい。

ホテル建設とか交通インフラ整備、それからスタッフ育成なんかにもかなり投資しているそう。でも全部が完璧というわけでもなくて、大きなイベント――たとえばワールドカップみたいなの――が近づくと、安全面とか受け入れ態勢について課題も浮かび上がることはあるようだ。

サステナビリティや本物志向へのこだわりもちょっとずつ浸透してきたんじゃないかと思う。ただ、そのバランス取りは簡単じゃなくて、時には迷走気味になることもあるかもしれない。でも、多くの専門家や関係者から見ると、「着実に前進している」って評価される場面が多い印象。

それで結局、昔よく言われた「リゾート地」のイメージから少しずつ変化してきて、今では競争力もあれば柔軟性も持ち合わせつつある国、と見られている部分もありそう。一方で、まだまだ発展途上という声や懸念も残っていて、その辺りは今後どうなるか分からないところだろう。未来志向と言えば聞こえはいいけど、一歩一歩様子見ながら進んでいる感じなのかな、と個人的には思ったりする。

観光収入26兆円突破!経済効果でフランスをも凌駕する勢い

最近、世界中の旅行者が安心できて、アクセスも良くて意味のある場所を探している…という話はあちこちで耳にする。メキシコがそこに応えようとしているみたいだ。実際、その声は徐々に大きくなっているとも言われるし。

何か六月あたり、海外から来た人の数が前よりぐっと増えたらしい。最初の三ヶ月だけでも、日本でいう「数百万人」クラスの観光客が飛行機でやってきたと聞いたけど、六月にはさらにその波が押し寄せていた感じ。アメリカから来る人がやっぱり一番多かったとか。あと、カナダやアルゼンチン辺りからもそれなりに流入しているっぽい。

この急増にはちゃんと理由がありそうだね。メキシコ特有の温かなもてなし、それと歴史や文化、それらを感じさせる街並みとか、美しいビーチ…まあ、それだけじゃないんだけど。他にも色々あったみたいで―例えばヨーロッパで政治的に落ち着かない動きとか、北米圏では経済摩擦っぽいものも影響したんじゃないか?なんとなくそんな空気を避けて、馴染み深いメキシコへ足を伸ばす人が目立ったようだ。

ところでハリスコ州では少し前、とても大規模な観光投資計画を発表したことも話題になった。「十億ドル」とか言われてもピンとこないけど、日本円なら相当な額になるはず。そのお金で新しくホテルを「数十棟」ほど建設予定らしい。しかもグアダラハラ以外にも点在させることで、今まで知られてなかったエリアにも人を呼び込もうという狙いなのかな。

別にただ施設を増やすだけじゃなくて、新しい体験とか、持続可能性への配慮なんかも意識され始めている印象だった。それぞれのホテルは現代的な快適さと、その土地ごとの個性・伝統みたいなのをどうバランス取るか考えて作られる予定だそう。でも全体像についてはまだ詳細不明な点も多く、「これからどうなるんだろう?」という期待混じりの様子だった気がする…。

観光収入26兆円突破!経済効果でフランスをも凌駕する勢い

カンクン空港がパンク寸前?急増する国際線への対応策

雇用や地域の小規模な事業、交通のつながりなど、いろんな分野に波紋が広がるかもしれない。ジャリスコ州が観光に本腰を入れてるって話は最近よく耳にするけど、実際にはちょっと前からホテルへの投資が急増しているみたい。たぶん十億ドルを超えるくらいの大きなお金が動いてて、それで新しいホテル計画も三十件台後半くらいまで膨らんできたようだ。それぞれの場所でどんなホテルになるかまでは全部わかってないけど、とりあえず今後数年で数千室分ぐらい部屋が増える見込みだとか。

こういう流れの一つのきっかけになったのが、もうすぐ開催されるワールドカップらしい。ジャリスコだけでも百万人単位のお客さんが押し寄せるなんて見方もあるそうで、準備はかなり慌ただしく進められているっぽい。そのうち三割程度は大会より前にオープンできればという期待も出ている。

グアダラハラとかプエルト・バジャルタなんて昔から人気スポットだったけど、今回の動きは数だけじゃなく質にも変化をもたらしそうな感じだ。有名な国際的ホテルチェーンも積極的で、例えばハイアットグループは二億ドル台半ばくらいかけて高級ホテルを複数建てる準備中だったりする。他にもIHG系統なんかも七件くらい物件を計画していて、その総額も一億ドル台半ばぐらいになるとかならないとか。

もちろん全部が確定事項ってわけじゃなくて、この先状況次第で多少変わったり遅れたりする可能性も残ってそう。でも最近現地では観光地としての競争力アップやサービス多様化みたいな話題もちょこちょこ出てきていて、新しい波として注目され始めている印象はある。

サルガッソ海藻の大襲来でカリブ海リゾートが危機に陥った夏

ヒルトンとマリオット、どちらも複数のプロジェクトに関わっているようで、投資額はそれぞれ七十億円台から五十億円台くらい。ブティック系や独立系のホテルも混ざっていて、八つくらいの個人経営っぽい宿泊施設が合計百億円規模を出しているらしい。単なる客室数とか面積だけじゃなくて、最近は「体験」重視になってきているみたいだ。

数字とかビジョンに支えられてる成長……という話はよく聞くけど、ハリスコ州ではすでに動きが見えてきた感じ。例えば今年の初めから春先までで、一千万人ちょっとの観光客が州を訪れたと言われている。去年同時期よりほんの少し増えた程度だけど、この流れが年々じわじわ続いてる印象だ。今後数年も楽観的な予測が多いようで。

パブロ・レムス知事としては、「二〇三〇年までに九万室以上を目指す」と語ったことがあるそう。それって今現在の八万室強からすると結構なチャレンジになるかもしれない。ただ、このまま開発や投資が進めば不可能とも言い切れない雰囲気。

ミシェル・フリッドマン・ヒルシュ観光庁長官も、人材育成にはかなり力を入れている様子。サービス従事者向けの研修や認定プログラムなど、徐々に拡大している段階みたい。「ホテル建設」だけじゃなくて「質」を上げる方向性なんだろうと思う。

タイミングについて考えると……世界的に旅行需要が戻りつつあって、メキシコ自体も安定感や気候、それと手頃さで注目されてる背景があるんだろう。今年以降、大型イベント――たとえばワールドカップ――なんかも控えていて、その影響でもっと多くの人がメキシコへ来そうな予想もちらほら。インフラ整備や文化的な側面、それから国際線との繋がり……色んな意味でハリスコ州は戦略的な場所とも考えられる。でも絶対とは言い切れないし、この先どうなるかはもう少し様子を見る必要ありそう。

サルガッソ海藻の大襲来でカリブ海リゾートが危機に陥った夏

アメリカ大使館の安全警告が露わにした観光立国のジレンマ

最近になって、旅行者の好みもちょっとずつ変わってきている気がする。昔はただ観光地を巡るだけで満足していた人も多かったけど、最近だと本物っぽさとか、心地よさとか、手頃な体験を求める声が増えてきたように思う。文化にどっぷり浸かりたいとか、サービスでちょっと贅沢したいとか、安全や環境への配慮も気になる人がちらほらいるみたい。

ハリスコ州のホテル建設ラッシュも、その流れと無関係じゃないかもしれない。都市部の高層ホテルから海沿いのリゾートまで、いろんなタイプができてくるらしいし、高級スパ付きの宿やエコ志向のロッジなんかも増えてきそうだ。こういう動きは業界内では歴史的なタイミングだと言われたりしていて、確かに民間のお金とお役所の後押し、それから国際イベントによる注目が一緒くたになっている場面は珍しいかもしれない。

直接的な宿泊需要だけじゃなくて、地域経済にも影響を与えそうだという話も聞いたことがある。雇用は数千人単位で生まれるんじゃないかとか、小規模なビジネスや職人さんたちにも新しいチャンスにつながる可能性がある、と言われている。ただ全部が順調に進むとも限らなくて、現場ではまだ様子見している人もいるっぽい。

観光客がメキシコ各地へ押し寄せる中で、ハリスコ州としては「来てもらう」だけじゃなく、「もう一度来たい」と思わせるような仕掛けを考えている印象。ただこれって拡大というより、“メキシコ観光”そのものの意味合いを少しずつ変える試みなのかなとも思える。

空港事情もちょっとした話題だ。最近では国内外から到着する便数が七十便以上になる日もあったりして、一番忙しい時期にはカンクン国際空港なんか特に賑わっていたと聞く。メキシコシティでも国際線到着ロビー周辺は混雑気味だったようで、大手航空会社はいくつかの便を他都市へ振り替えたり、中堅クラスのグアダラハラやモンテレイ空港でサービスを強化した例もある。でもそれって一時的な対応に過ぎない感じもあって、本格的な改善にはまだ課題が残っているんじゃないかなと指摘されていた。

業界側からは入国手続きの簡素化や空域管理の工夫、新しいターミナル整備などについて議論され始めていて、この辺りは今後どう動くか注目されそう。でも全部すぐには進まないような気配もあったりして…。

グアダラハラ映画祭が証明したメキシコ文化観光の底力

楽園と呼ばれる場所にも、実は厄介ごとが隠れていることがある。最近では、カリブ海側のメキシコ沿岸にまたしてもサルガッスムという海藻が押し寄せてきたらしい。専門家によれば、大西洋で数千トン単位の大量発生だったとか、いや、もっと多かったかもしれない。カンクンやプラヤ・デル・カルメン、それからトゥルムなど観光客に人気のスポットでも、この藻の影響は目立っていたようだ。ホテルや自治体がバリアを張ったり、ビーチを掃除したりして対応していたけど、全部取り切るのはなかなか難しかった様子。そういえば臭いについて苦情を言う旅行者も増えていた気がするし、水質もちょっと落ちたようで泳ぎにくかったとの声もあった。

こういう現象はここ数年何度も起きていて、その理由には気候変動とか海へのゴミ流入なんかも関係していると言われている。ただ、これ以上悪化しないとは限らず、一部のリゾート地では長期的な対策として海洋保護への投資を考え始めたり、ビーチ以外の内陸ツアーやエコ体験型観光を推す傾向が見られるとか。それでも全員満足できるわけじゃなくて、「前より楽しめなかった」という人も中にはいる。

それからもう一つ気になる話題といえば、安全面についてだろうか。この6月頃、とある出来事がSNSなどで話題になった。米国大使館がプエルト・バジャルタやヌエボ・ナヤリットへの安全警告を出したことがあって、その背景にはデートアプリ経由の事件(身代金目的とも聞く)が増えていたとの噂。でもほとんどの観光客には特別な被害はなかったようだけど、不安感は広まってしまったみたいだ。

当局もパトロール強化や観光警察隊の配置、それから啓発活動などで対処しようとしている。だけど、一度世界規模でニュースになると、それまで積み重ねてきたイメージ作りが一瞬で揺らぐこともあり得る…そんな危うさを改めて感じさせる出来事だったと思う。一方で、多くの場合実際に何か起こる確率は高くないと言われるものの、「念には念を」と慎重になる人たちも一定数いるようだ。

グアダラハラ映画祭が証明したメキシコ文化観光の底力

ミシュラン23店舗選出で加速するグルメツーリズム革命

なんだか、グアダラハラ映画祭が初夏に開かれたらしい。もう四十回目に近い歴史があるそうで、最近はメキシコの文化関係者だけじゃなく海外からも映画監督や評論家、それっぽい業界の人々が集まってきている様子。映画のお祝いというより、お祭りみたいな雰囲気も混じっていて、観光客もちらほら増えた感じと聞いたことがある。地元のレストランやホテル、小さめの宿泊施設では予約がふだんより結構多くなったとか。こういう催し物は、文化的な目的で来る旅行者を惹きつける効果がわりと高い、と何人か話していたような気がする。それに、有名なビーチリゾート以外にも旅先として注目されてきている地方都市って、実際あるかもしれない。

それから六月には別の話題も出ていた。メキシコ国内で二十軒以上、星付きレストランという評価を受けたとのこと。ミシュランガイドの影響力は昔からあったけど、この国ではここ数年で評価される店が増えてきたみたいだ。メキシコシティやバハ・カリフォルニアなど各地で認められて、料理を求めて海外から訪れる人も増加傾向だったと言われている。一部の旅行会社によると、美食ツアーへの申込みはヨーロッパやアジア方面から徐々に伸び始めていて、有名になった店では予約待ちの日数も以前よりかなり長くなる例もあったとか。そんな状況を受けて、一部地域では自分たちの町への誇りや観光資源として活用する動きも見られた気がする。有名になることで料理人志望の若者にも刺激になっている可能性はありそうだけど、それぞれ事情は違うみたいだ。

一方で、旅行者そのものもちょっと変わってきている印象を受ける事もある。短期間だけ来て遊ぶスタイルより、少し長く滞在して、その土地ならでは体験を重視する人達も出始めているようだ。エコ寄りの宿泊施設や地域文化に触れるプログラムへ興味を持つケースが前より増えたとも耳にした。ただ全部が急激に変わったというより、その流れを意識しながら旅行会社や現地ツアー運営側でも対応策を少しずつ考えている最中、といったところなのかもしれない。

FIFAワールドカップに向けて問われる持続可能な成長の覚悟

最近の旅行パッケージって、なんだか昔と違う気がする。田舎でちょっとした冒険を楽しんだり、手作り体験みたいなワークショップに参加したり、歴史を深掘りできるコースも増えてきたようだ。航空会社も柔軟な予約ルールや環境への配慮プランを出しているし、ホテルはエコ認証とかウェルネス重視のサービスを導入し始めているところがちらほら。業界全体としては勢いだけじゃなくて、ちょっとずつ中身も変わってきている感じなのかな。

そういえば、去年の夏が明ける頃だったかな…メキシコの観光業界にとって何かひとつの転機になった時期があったらしい。世界中から人々が集まったことで、この国ならではの魅力や底力みたいなものが再確認されたとも聞いた。でも、その反面いろんな課題も見えてきたという話で──新しいインフラ整備もちょうど必要になってきたり、人の流れに自然環境が追いつかないケースも心配され始めたとか。

治安についても油断はできないし、一部では地元コミュニティとのバランスをどう取るか頭を悩ませている関係者も多いらしい。この先もし成長を続けるのであれば、それぞれの土地で暮らす人たちにも良い影響が広まる形じゃないと難しいんじゃないかな、と現場でもささやかれているとか。

もし今後、そのバランス感覚をなんとなくでも維持できれば……メキシコはただ有名な観光地というだけじゃなくて、「持続可能」とか「誰でも楽しめる」みたいな意味合いでも注目されそう――そんな声もあるみたい。実際には道半ばだけどね。

アエロメヒコやビバ・アエロブスなど航空会社の取り組みや、新しく注目される場所──例えばカンクンとかプラヤ・デル・カルメン、それからグアダラハラやヌエボナヤリットなど──この辺にもじわじわ変化の兆し。ただ全部が一気に進むことは少なくて、多分これから数年単位でゆっくり結果が見えてくるんじゃないかな。ミシュランガイド・メキシコ版なんて話題もちょっと前に耳にした覚えあり。

必ずしも完璧な解決策はまだ定まってはいない。でも色々な動き方や試み方、その途中経過を見るだけでも意外とおもしろいものだと思うよ。

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