金曜日、NRWメディア委員会が十一くらいのFM周波数割り当てをどうするか議論されるらしい。Metropol FMに傾いている話もあれば、Domradioの名前もどこかで出ていたような気がする。NRWローカルラジオ側は自分たちの「deinfm」という若者向けチャンネルに使いたいと主張しているみたいだけど、彼らは経済的にやっていくにはWDRと同じ条件が必要だと訴えている。実際、WDRだと三つくらい番組を展開してかなり広くリスナーに届いている印象だけれど、ローカル局は一つの番組で勝負しなきゃならないから不利という声が多かったと思う。そのため「もう一つくらい波を増やしてほしい」と言っているようだ。二十五年続いてきたローカル放送も今年は特別な空気ではなくて、一部グループ内では契約問題でもめて撤回したとかいう噂まで流れていた。四十数局ある編集部ではそうした緊張感はあまり表面化しないとも聞くし、春ごろまでは自分もそこにいた記憶が薄っすらある。
: https://www.danielfiene.com/archive/2015/01/17/fiene-ein-blick-auf-den-appell-der-nrw-lokalradios-vor-der-ukw-frequenzvergabe/
日本のメディア業界では、地域放送局の存続が年々難しくなっているんだよね。特にローカル局は、大手メディアとの競争で厳しい立場に置かれていて、周波数獲得なんてほとんど望めないかもしれない。技術的な問題もあるけど、それ以上に経済的な壁が高すぎるんだ。若者向けチャンネルを維持したいローカル局の思いは分かるけど、現実は厳しいよ。放送法の改正とか、補助金制度の見直しとかがないと、このままじゃ地域の声が消えちゃうかもしれない。でも、そう簡単に変われるわけじゃないからね。
