えーっと…そう、最近よく聞かれるのが、この御影石、というか人造大理石のシンク。グラナイトシンクって言ったりもしますかね。特に、カウンターの下に取り付けるアンダーマウントのやつ。見た目、すごくいいじゃないですか。すっきりしてて、かっこいいし。でも、これをきれいに保つのが…まあ、ちょっとしたコツがいるんですよね。
新品のときは、本当にきれいなんですけど、毎日使ってると、だんだん白っぽく…曇ったみたいになってくる。あれが結構、悩みの種みたいで。今日はその、手入れの方法について、僕が調べたり試したりしたことを、ちょっと整理してみようかなと思ってます。うん、まあ、そんな感じです。
まず基本、毎日の「拭き上げ」がすべて
いきなり結論みたいになっちゃうんですけど、一番大事なのって、結局、毎日のリセットなんですよね。 使ったあとに、水滴を拭き取る。もう、これに尽きると思います。
水道水に含まれてるカルシウムとかマグネシウムとか、そういうミネラル分が、水分が蒸発した後に残って、白いウロコみたいな水垢になるんです。 これが全ての始まり、みたいな。特に色の濃いシンクだと、すごく目立ちますよね。 だから、夜、キッチンを最後に使うときに、マイクロファイバークロスみたいな柔らかい布で、シンク全体をさっと拭いてあげる。 これだけで、もう全然違います。正直、面倒くさいんですけど…でも、後々の大変な掃除を考えたら、やったほうがいい。うん。
普段の軽い汚れは、食器用の中性洗剤と柔らかいスポンジで十分です。 ゴシゴシやるんじゃなくて、円を描くように優しく洗って、洗剤が残らないようにしっかり流す。で、最後に拭き上げる、と。 この流れですね。
白くてカサカサ…「水垢」にはクエン酸パック
で、毎日の拭き上げをサボっちゃったり…まあ、やってもだんだん蓄積してくるのが、あの白いカサカサ、水垢です。 こうなるともう、中性洗剤じゃ歯が立たない。水垢はアルカリ性の汚れなんで、酸性のものじゃないと落ちないんですよね。 そこでおすすめなのが、クエン酸です。
やり方は、簡単で。
- まず、クエン酸を水に溶かして、クエン酸水を作ります。まあ、水200mlに小さじ1杯くらいが目安ですかね。
- それをキッチンペーパーにたっぷり染み込ませて、水垢が気になる部分に貼り付けます。これが「クエン酸パック」ってやつです。
- パックが乾かないように、上からラップをすると、さらに効果的。
- その状態で、まあ…30分から1時間くらい、放置します。頑固な場合はもうちょっと長く。
- 時間が経ったら、パックを剥がして、スポンジで優しくこする。そうすると、結構、あのカリカリが取れてるはずです。
- 最後に、クエン酸が残らないように、よーく水で洗い流して、乾拭きして終わりです。
これ、蛇口の根元とか、水のたまりやすい隅っこの方にやると、すごく効果がありますよ。
シンク全体がぼんやり「曇ってる」感じがするとき
水垢とはまた別に、シンク全体がなんだか…ぼんやり白っぽく、曇って見えることがありますよね。これは、薄ーい水垢と、石鹸カス、あと油分なんかが混ざった複合的な汚れが原因なことが多いです。 石鹸カスも水垢と混ざって、頑固な汚れになるみたいで。
こういう全体の曇りには、クエン酸パックもいいんですけど、海外のメーカー、例えばドイツのBLANCO(ブランコ)なんかは、専用のクリーナーを推奨してますね。 日本だと、LIXILのサイトを見ても、基本は中性洗剤で、っていう案内が主みたいですけど。 BLANCOの説明だと、軽い研磨剤や重曹と水を使って円を描くようにこすると、鍋とかで付いた金属の擦り傷(メタルマーク)も落ちるって書いてあります。 油が原因の曇りなら、食器用洗剤でしっかり洗うだけでも改善することもあります。
あと、海外のサイトだと、年に1~2回、お湯と洗濯用のジェル洗剤で「ディープクリーニング」する方法も紹介されてました。 シンクの栓をして、60℃くらいのお湯を張って、そこに洗剤を溶かして一晩置く、と。 これは…まあ、やるなら自己責任で、目立たないところで試してからの方がいいかもしれないですね。
これはやっちゃダメ!NGな掃除方法
良かれと思ってやったことで、逆にシンクを傷つけちゃうことも…結構あるみたいで。これは、マジで注意したほうがいいです。
- 塩素系漂白剤(ハイターとか)は基本的にNG。 色ムラや変色の原因になる可能性があります。 どうしても使う場合は、薄めて、短時間で、自己責任で…という感じ。メーカーは推奨してないことが多いです。
- スチールウールとか、硬いタワシでゴシゴシ。 絶対ダメです。細かい傷がたくさん付いて、そこに汚れが溜まりやすくなって、余計に汚く見えるようになります。
- 熱い鍋を直接置くこと。 まあ、人造大理石は熱に強いって言われてますけど、急激な温度変化はやっぱり良くないみたいで。変色の原因になることも。
- シンクの縁、アンダーマウントの接合部分。 ここ、忘れがちなんですけど、カウンターとシンクの間のコーキング部分に、結構カビとか汚れが溜まるんです。ここは、使い古しの歯ブラシとかで、優しくこすってあげるといいですね。
洗剤・道具のリスクと効果、ちょっと整理してみた
結局、何を使えばいいの?ってなりがちなんで、僕なりにまとめてみました。まあ、一種のリスク表みたいなもんですね。
| 洗浄剤/道具 | 得意な汚れ | リスクとか、注意点とか |
|---|---|---|
| 中性洗剤 | 毎日の油汚れ、軽い汚れ | まあ、これは基本ですね。特にリスクはないけど、水垢は落とせない。 |
| クエン酸 | 水垢(白いウロコ汚れ) | これも安全な方。でも、長時間放置しすぎるとどうなるかは…未知数。しっかり洗い流すのが大事。 |
| 重曹 | 軽い油汚れ、金属の擦り跡 | 研磨効果が少しある。BLANCOは推奨してるけど、強くこすりすぎると傷になるかも。優しく、ですね。 |
| 酸素系漂白剤(オキシ漬けとか) | 黄ばみ、色素沈着 | 塩素系よりは安全って言われてるけど、これもメーカー非推奨なことが多い。試すなら目立たないところで。 |
| 塩素系漂白剤 | カビ、頑固なシミ | 最終手段…かな。変色のリスクが高い。 個人的には、あんまり使いたくないです。 |
| メラミンスポンジ | 茶渋、軽い水垢 | これも研磨剤の一種。便利だけど、表面をミクロのレベルで削ってるから、使いすぎるとツヤがなくなるかも。 |
まとめみたいなもの
うーん、まあ、いろいろ言いましたけど、やっぱり「毎日、最後に拭く」っていうのが一番の近道で、一番確実なんだと思います。 それをやってれば、大掛かりな掃除の頻度は、かなり減らせるはずです。
見た目がすごくいいシンクだからこそ、きれいに保ちたいですもんね。ちょっと手間はかかるけど、まあ…愛情をかける、みたいな感じですかね。うん。
皆さんは、グラナイトシンクの手入れで、何が一番困ってますか?もしよかったら、教えてください。
