なんて言うんだろう…時々、考えるんだけど。私には、昔からその…いわゆる「母性」みたいなものが、すっぽり抜け落ちてる感じがするんだよね。
子供は嫌いじゃない。むしろ、周りにいる小さい子とか、預かる機会があったりすると、すごく可愛がるし、大事に接する方だと思う。だから、私が「自分の子供は欲しくないんだ」って言うと、みんな結構びっくりする。特に、今のパートナーとはもう8年くらい一緒にいるから、周りからは「そろそろ…」みたいな空気をすごく感じるし。
「いつ産むの?」って聞かれるたびに、なんて答えたらいいか分からなくなって。「いや、予定はないよ」って言うと、その理由を根掘り葉掘り聞かれたりして…正直、疲れるんだよね。だから、自分の頭の中を整理するために、一度ちゃんと書き出してみようかなって。もし同じように感じてる人がいたら、何かの参考になるかもしれないし。
先說結論:私にとって、子供を産まないことは「最も人道的な選択」なのかも
ちょっと大げさに聞こえるかもしれないけど…でも、本気でそう思ってる。私みたいな人間が、無理して親になることの方が、生まれてくる子供にとって、たぶん…酷なことなんじゃないかなって。自分勝手な理由に聞こえるかもしれないけど、これは私なりの、なんていうか…誠実さ、みたいなものなんだと思う。
私が「親になる」を選ばない、いくつかの理由
本当にたくさんの理由が、頭の中をぐるぐる回ってる。一つ一つは小さいことかもしれないけど、それが積み重なって、今の私の考え方を作ってる感じ。
まず、今の自分の生活が、すごく、すごく大事。この自由っていうか…自分だけの時間?これを永遠に手放すっていう覚悟が、私にはない。病気で寝込んだ時、私は誰にも邪魔されず、自分の部屋に籠ってひたすら眠りたいタイプ。でも、子供がいたらそんなこと絶対にできないでしょ。自分の体調より、子供の世話が優先になる。その時点で、もう私の人生じゃない感じがする。
それに、私のこの…感情の起伏の激しさ。自分でも結構疲れるくらい、気分が上がったり下がったりする。子供には、安定した家庭が必要だと思う。情緒が安定した親が。私にそれを提供できる自信が、正直、まったくない。私の不安定さが、子供にどんな影響を与えるか考えたら…怖くなる。知らないうちに、トラウマを与えてしまうかもしれないし。
自分の体が、自分のものじゃなくなる感覚も、すごく抵抗がある。妊娠して、出産して…体型が変わるのは当たり前だって頭では分かってる。でも、その変化を受け入れられる自信がない。やっと好きになれてきた自分の体を、わざわざ壊しにいくような感覚。それに、産後うつとかの話を聞くと、今の私じゃ絶対に乗り越えられないと思う。ただでさえ気分の波が激しいのに。
あとね、やっぱりお金のこと。これはすごく現実的な話。子供を一人前に育てるのって、ものすごいお金がかかるじゃない。確か、日本のデータ…どこだったかな、内閣府だったか…大学卒業まで一人あたり1000万円以上? 下手したらもっと? そんな数字を見ると、もう…なんていうか、贅沢品だなって思っちゃう。経済的な安定がないまま子供を持つのは、子供にとっても自分にとっても不幸なことだと思うから。
人生の選択肢:私なりの比較表
頭の中を整理するために、ちょっと書き出してみた。あくまで私のイメージだけど。
| テーマ | 「子供がいる人生」のイメージ | 「私が望む人生」のリアル |
|---|---|---|
| 時間 | 常に子供優先。自分の時間はほぼゼロ…かな。寝る時間すら細切れって聞くし。 | 気分で行動できる。疲れたら休む。趣味に没頭する。この気ままさが大事。 |
| お金 | 自分のためじゃなく、子供の将来のために使う。教育費、食費…考えるだけで不安になる。 | 好きなものを、好きな時に買える。旅行とか、自己投資とか、自由に使いたい。 |
| 精神状態 | 常に心配事がつきまとう。子供の将来、健康、人間関係…私のキャパを超えてる。 | 自分の機嫌は自分で取る。余計な心配をせず、穏やかに過ごしたい。 |
| 住まい | 散らかってて当たり前。物が壊されるのも覚悟の上。完璧な整理整頓は諦めるしかない。 | 自分の好きなように、きれいで静かな空間を保ちたい。物が少ないのが好き。 |
| 人間関係 | ママ友付き合いとか…大変そう。自分の世界が子供中心に狭まっていく感じ。 | 会いたい人に、会いたい時に会う。パートナーとの二人の時間を大切にしたい。 |
こうやって見ると、やっぱり私は…今の生活を手放したくないんだなって、改めて思う。
「自分勝手」と言われることについて
たぶん、ここまで読んで「なんて自分勝手なんだ」って思った人もいると思う。うん、そう見えるよね。分かってる。私もずっと、自分のことを「自己中心的でわがままな人間だ」って思ってきたから。
でもね、最近ちょっと考え方が変わってきた。子供を産むっていうのは、つまり一人の人間の人生に、100%の責任を負うってことじゃない? その子の人生のすべて。その覚悟がないのに、「周りがそうしてるから」「年齢的にそろそろだから」っていう理由で子供を持つことの方が、よっぽど無責任で、自分勝手なんじゃないかなって。
海外の考え方、例えば原文にあったような欧米の個人主義的な視点だと、もっと「個人の選択」として尊重されるのかもしれない。でも、日本ではまだ…「産んで当たり前」みたいな空気が強い気がする。親に孫の顔を見せなきゃ、とか。でも、そのために私の親が、もう歳をとって疲れているのに、孫の世話をする責任を負うのは違うと思う。それは私の責任であって、親の責任じゃないから。
よく「産めばなんとかなる」「母親になれば自覚が芽生える」なんて言う人もいる。でも、それって一種の賭けじゃない? もし自覚が芽生えなかったら? もし「なんとかならなかったら」? その時、一番傷つくのは、一番被害を受けるのは、生まれてきた子供自身なんだよね。
だから、私は「産まない」ことを選ぶ。それは、私にはその大きな責任を背負う覚悟も、能力もない、と認めること。そして、中途半端な覚悟で一人の人間をこの世に送り出すことを、避けること。それが、私ができる最大限の、誠実な行動なんだと信じたい。
もちろん、これはあくまで私の考え方。子供を持つことで得られる幸せや喜びは、きっと計り知れないものなんだろうなって想像はする。だから、これはどっちが正しいとか、そういう話じゃなくて。ただ、「こういう考え方もあるんだな」って、誰かの心に少しでも残ったら、それでいいかなって思う。
もしよかったら、コメントであなたの考えを聞かせてほしいです。「子供を持つこと」について、ポジティブな意見でも、私と同じような考えでも。色々な視点があるって知ることが、すごく大事だと思うから。
