最近よく聞かれるんだよね、「台中の太陽餅、どこが一番いい?」って。まあ、気持ちはわかる。でも正直なところ、太陽餅もパイナップルケーキも、もう観光客向けのお土産としては完成されすぎちゃってて…。面白みに欠けるというか。
だから今日は、僕が友達に「マジでこれ買って帰って」って言う、ちょっとひねくれた、でも絶対喜ばれるリストを5つ、こっそり教えようかなって。有名なのもあるけど、楽しみ方がちょっと違う、そんな感じ。全部がメジャーじゃないから、探す手間もちょっとしたスパイスになるはず。
東泉辣椒醬 (トンチュエン・チリソース)
| 適合族群 | 甘辛い味が好きな人、B級グルメマニア、料理好きの友達へ |
| 参考価格区間 | NT$30〜50 / 本 |
| 購買地點 | 市内のスーパー(全聯、楓康など)、一部の雑貨店 |
| 注意事項 | ガラス瓶だから重いよ。スーツケースの中で割らないように気をつけて(経験者は語る…笑) |
| 主観推薦指数 | ★★★★★ |
まずこれ。はっきり言って、これは「お土産」っていうより「台中の食文化の魂」そのもの。観光客は誰も知らないかもしれないけど、台中の人は朝ごはんの炒め麺(炒麵)から肉粽(ちまき)まで、何にでもこれをかける。マジで。
日本のチリソースとは全然違って、辛さよりも米の甘みと旨味が強いのが特徴。だから辛いのが苦手な人でも絶対いける。家に一本あると、焼きそばとか、唐揚げの下味とか、とにかく何でも「台中風味」になる。超使える。これはもう、騙されたと思って買ってほしい。スーパーで普通に売ってるし、値段も安いからバラマキ用にも…いや、重いから無理か。
スーパーで見かけたら即カゴへ。これを手に入れたら、次は甘いものを探しに行こうか。
短腿阿鹿 (ドゥアントゥイアールー) のクッキー
| 適合族群 | 行列を厭わない人、リッチなバタークッキーが好きな人、特別感のある贈り物をしたい人 |
| 營業時間 | 16:00~23:00(売り切れ次第終了) |
| 参考価格区間 | 小 NT$250 / 大 NT$480 |
| 注意事項 | 本当に、毎日行列。開店前から並ぶ覚悟で。あと一人で買える数に制限があるから、大人数のお土産には向かないかも。 |
| 主観推薦指数 | ★★★★★ |
はい、これ、僕のイチオシ。台中にはいくつか店舗があって、店ごとに味が違う(プレーン、ココア、抹茶とか)。僕が一番好きなのは逢甲店で売ってるココア味。言っておくけど、ここのクッキーはマジで別次元だから。
食感がね、もう「サクサク」じゃなくて「ほろっ…ふわっ…」って感じ。口に入れた瞬間にバターとココアの香りがぶわって広がって、そのまま溶けてなくなる。ジェニーベーカリーが好きな人は、多分もっと好きになる。ただ、さっきも書いたけど、買うのが本当に大変。夕方4時開店なのに、3時半にはもう列ができてる。観光のついでにフラッと寄って買えるような代物じゃないんだ。
でも、その苦労をしてでも手に入れる価値がある。これを手土産に渡したら「え、これあの行列のやつ!?すごい!」ってなること間違いなし。手土産選びの基準って、味だけじゃなくて、そういうストーリーも大事だと思うんだよね。
行列で疲れたら、そのまま逢甲夜市でB級グルメを堪能するのが黄金ルート。
坂神本舖長崎蛋糕 (バンシェン・カステラ)
これも行列系。名前からして日本のカステラなんだけど、台湾、特に台中ではなぜかこれがすごい人気。日本のカステラとはちょっと違って、もっと卵の味が濃くて、食感はしっとり、でもふわふわ。底のザラメはなくて、全体的に素朴で優しい味なんだ。
正直、なんでこんなに並ぶのか最初は分からなかった。でも一度食べると、なんか分かる。派手さはないけど、毎日食べても飽きないような安心感がある。おじいちゃんおばあちゃんから子供まで、みんな好きな味。箱もレトロで可愛いから、これもらったら嬉しい人多いと思うな。
定番だけど、あえて「一福堂」を選ぶ
太陽餅をどうしても買いたいなら、巨大なチェーン店じゃなくて「一福堂」の檸檬餅(レモンケーキ)か、昔ながらの太陽餅がいいと思う。観光客向けの甘いやつとはちょっと違う、地元の人が愛する、ちょっとだけ洗練された味。特にレモンケーキは、ホワイトチョコのコーティングと中のスポンジのバランスが絶妙。冷やして食べると、めっちゃ美味しい。
ちょっと足を延ばせるなら…
もしレンタカーとかで動けるなら、霧峰区にある霧峰農會酒莊(霧峰農協のワイナリー)も面白いよ。ここは「初霧」っていう日本酒みたいな吟醸酒が有名なんだけど、実はここで作ってる蜂蜜も隠れた逸品。国際的な賞も取ってて、香りがすごく華やか。お酒が好きな人には吟醸酒を、そうじゃない人には蜂蜜を。ちょっと大人な、センスのいいお土産になると思う。
…どう? ちょっとは参考になったかな。台中は探せば探すほど、面白いものが見つかる街だから。ありきたりなお土産もいいけど、たまにはこういうローカルな食体験を持ち帰るのも、旅の醍醐味だと思うんだよね。
